その6
 マリン様の鞭は的確に私達の急所にヒットしていた・・・
私はなんとか少しでも痛みを和らげようと身をよじり顔を檻に押し付けたりしてもがいていた。
隣の511号の悲鳴もだんだんと激しいものになり二人とも涙を流しながら彼女に許しを請うていた。
「お願いです〜・・・・マリン様〜・・・お許しを・・・」
「お許し下さいませ〜・・・もう粗相は致しませんから・・・お許しを〜・・ぎゃあ〜・・・」 
そんな二人の姿を見て完全に加虐の喜びに酔っている彼女はさらに残酷に私たちを責め立てる。
「ぎゃあ〜」
「ほら、痛いか?もっと泣け、この牡奴隷め!ふふふ、ほら!」
「きぃひぃ〜あわわ・・」
 もはや痛みで自分の言葉さえ発することができない・・・
そして火の様に熱くなった股間の物が今度はすごい重みを感じるようになった。
もともと、この次元は女性優位の世界であるため、SEXの仕方も下になった男性を女性が上から犯すという形が普通だった。つまり男は受身で女性が攻撃的なのである。
ゆえに全ての女性がS性を有し、そのはけ口として牡奴隷が存在するといっても良いだろう。
性欲が強い女性ほどS性が強く征服欲が強いと言われていたが、このマリンという女性のようにハーフになるとより男性の生殖体が薄れS性の高い女性が生まれるのであった。
もっとも彼女の母の国は女性の性欲が高いと評判の国で彼女の父である日本人もその国へ旅行中にその母となった女性に犯されて婚姻したのだった。
ハーフという事で幼い頃から男にまで変な目で見られていた事を許せなかったマリンは次第に男を憎むようになり小学校高学年の頃からすでに男を虐待する喜びを得ていたのだった。
彼女の美しさに言い寄ってくる男達を下僕として扱い、さんざん虐めていたらしい。

故にこの強制所の看守という職業は天職といっても良いだろう。
私達の苦しみをよそにマリン様の顔は上気し加虐の快楽にどっぷりとつかっているようだった。

気が付くと別の牡奴隷を檻から出してその牡奴隷に張り型のような物を咥えさせ椅子の上に頭を載せさせ、下着を脱ぐとその上から自分は跨ってその張り型を自ずから挿入していた。
不自由な体勢からも下の牡奴隷は必死に首の力を使って咥えた物を動かせている。彼女のご機嫌をそこねなたらどんな仕打ちが待っているかを語っているようだった。

ようやく苦痛から解放されたとわかった私は安堵して重くなった股間に目をやるとそこには傷ついたペニスと数倍に腫れ上がった玉があった。あまりにも悲惨な姿に私はボロボロと涙をこぼしていた。
511号もぐったりと檻にもたれかかっていて動かなかった。しばらくして絶頂を迎えたマリン様は満足げにお尻の下の牡奴隷を蹴り飛ばし、土下座させると褒美といって履いていたパンティを咥えさせて檻に戻した。
「お前、明日まで綺麗に舐め取っておくんだよ。少しでも汚れてたらたっぷりと罰を与えるからね!」
「はい、ありがとうございます。マリン様、この上ないご褒美を戴き言葉では表わせないほどです。本当にありがとうございます」
「ふん、しっかりおやり!」
ご褒美が汚れたパンティの掃除・・しかも舌で舐め取らせるなんて・・・私は心の中で惨めな思いを感じていた。
彼女は立ち上がり私の檻の前でとまり、腫れ上がった玉を乗馬鞭の先で突きながら、
「どう、新入り牡奴隷。今の気分は?」
「ううう・・お許しを・・・」
「バシッ!」
「あああぅ〜・・・」
「おい、お前。この新入りにどう答えたらいいか教えておやり!」
511号にの方に歩み寄ると・・・
「はい・・・美しく気高いマリン様に・・この汚らしい粗末な物を罰して戴き・・心から感謝致します。ど、どうか・・・御礼を・・御礼を言わせて下さいませ・・・」
「ふふふ・・そうねぇ。そうやって御礼を言わなくちゃねえ。牡奴隷だものねぇ」
「おい、新入り!分かったか、ビシッ!」
「あひぃ〜・・・・あああ・・お許しを・・・いえ。御礼を・・御礼を言わせて下さいませ〜」
「私の名前くらい言ったらどうなの?ビシッ!」
「ひぃえ〜・・・マリン様・・お、お美しいマリン様にどうか・・御礼を・・御礼を言わせて下さいませ〜」
「あはは・・そんなに御礼が言いたいの?だったら言わせてあげるわ」
 彼女は椅子に腰かけると手元のボタンを押して、私達のペニスロックと檻の扉を開けた。ペニスロックが外れると体が崩れ落ちて膝を床に打ちつけた。
しかしすぐさま四つん這いで檻の扉を開けて外へ出る511号を見習って私も這い出た。
彼女の足下に到達した511号はまるで潰れた虫のように体を縮こめ額を思い切り地面にへばりつけて御礼を言ったのだった。
「崇高なるマリン様、わたくしめのような虫けら以下の存在の牡奴隷をマリン様のお慈悲によってこのように罰して戴き心の底から感謝申し上げます。どうか靴底に御礼のキスをお許し下さいませ」
その頭をまるで虫を潰すように踏みつけるマリン様・・・
「お踏みつけ戴き・・ありがとうございます・・・」
「ほら、さっさとおやり」
上に組んだ足の靴底に顔を潜り込ませ下から靴底にキスをする511号・・その顔を上から踏みつけるマリン様
「うぐぐぐ・・・」
重みに耐えかねて体を反転させ仰向けになった顔をさらに踏みつけられる・・・
「ほら、御礼を言ったらどうなの?ほら!」
「口を踏みつけられてもがく511号」
「ううう、わりらほうほざいまふぅ〜」
「あらあら、何て言ってるかわからないわよ。お前の言うとおり本当に虫けら以下ねぇ、あははは・・」
そんなやり取りを後で平伏し、震えながら聞いている私にマリン様は・・
「どう、新入り牡奴隷。お前の身分が少しは分かったんじゃないの?」
「は、はい・・・・」
小さな声でようやく答える私に
「どう分かったのよ?」
「ど、奴隷は・・・牡奴隷は・・・虫けら以下でございます・・・」
「あはは、それだけなの?牡奴隷がどんなに惨めで情けない生き物かこれからもっと教えてやるよ。あはは・・・」
彼女の笑い声が部屋中に響いた。
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