その15
  午前中いろいろな授業で女子生徒様達に使用され、昼食時ようやく開放された。昼食といっても牡奴隷は毎日朝、奴隷職を食べるだけなので何か食べさせてもらえるわけではない。
 牡奴隷は汚いものと認識されているため食事時にはあまり嬲られる事はない、理由はただ御女性様達が美味しく食事を取るためで決して牡奴隷を休ませるためではなかった。
 奈央は職員室で足下に平伏していた私を蹴ると、
「私達もここで食事をするんだからお前はどこかに連れていかないとねぇ〜食事がまずくなるわ」
「ほんと、汚らしい!早くどっかに行ってよ」
 職員室の女性教師は皆で私をゴミのように言う。
「ふふ、心配しないでもお前の居場所を作っておいたわよ。前にも何回か牡奴隷をこの学校で使っていた事があったから、奴隷虐めの装置がいろいろな場所にあるのよ。知ってた?」
私の頭を小突きながら奈央は笑った。
「いいえ・・奈央様・・」
「じゃあ、来るのよ」そう言って連れて行かれたのは校舎と校舎を結ぶ渡り廊下だった。
廊下の外に下ろされ、そこで待つように言われ、校舎側に付いていたスイッチを奈央が押すとコンクリートの板の塊が持ち上がった。するとその下から三角に尖ったいくつもの突起版が姿を現した。
奈央様が戻って来て私をその三角版の上に正座させ手枷で後ろ手に拘束した。そしてまた戻ってスイッチを押すとコンクリートの塊が膝の上に降りて来たのだった・
「あぎゃ〜・・・」
私はたまらず悲鳴を上げた。これは江戸時代の拷問まさに’石抱き’だった。
正座している足に三角版が食い込み激痛を呼ぶ。牡奴隷順応薬のせいでその痛みは数倍にも感じられた。
そしてそのコクリートの板の上を奈央様が歩いてくる。私の所に近づくにつれ重みが膝の上の重みが増してくる。
私の目の前に立つと重みでさらに激痛が走る。
「あああ〜・・・痛い!!」
「あはは・・どう。この上の重みは全てお前にかかるように設計されているのよ。ほら!」
その上で少し跳ねてみせる。
「ああああ〜・・・い〜た・・・」
「ふふ、絶対に逃げられないないわよ・私があのスイッチでもう一度廊下を上げるまではね・・・」
「ああ・・お許しを〜・・・」
「くくく、食事時間が終ればたくさんの生徒がここを行き来するから、せいぜい可愛がってもらいなさい。気が向いたら迎えに来て上げるわ。じゃあね、先生!」
 奈央はわざと私を先生と呼び屈辱を与えたのだった。
このままでも十分過ぎる痛みなのにこの上を何人もの生徒が乗ったら・・・そう考えただけで震えがくるほどだった。
 しばらくすると女子生徒様達の声がして、この廊下を渡りだした。
私を見るとそこで立ち止まって、私の苦しむ顔を見てあざ笑ったりわざとジャンプして重みを与えたするのだった。
そこに元教え子達がやってきた。
「いたいた、この牡奴隷め」
私によく注意されていた、成績のあまり良くない近藤由美という生徒だった。
「ねえ、ちょっとここで皆でかたまって飛び跳ねてみない?」
「いいよ、じゃあいくよ。ハイ!」
一緒に居た6人の体重がいっせいに私に襲い掛かる・・
「あぎゃぁぁぁぁぁ〜・・・」
私は思わず仰け反り、体を震わせた。
「ほら、痛いか牡奴隷?もっと痛くしてやるよ、ほらほら!」
由美は何度もそこで飛び跳ねて、私の苦悶の表情を見て楽しむ。
「私に赤点なんて付けた罰だよ、汚らしい牡奴隷のくせに!」
「あああ・・・あ〜・・・お許し下さい〜・・・・・」
「誰に言ってるの?牡奴隷、はっきり名前を言いなさいよ!」
「ああ・・由美様・・どうか・・・この牡奴隷めをお許し下さいませ〜」
膝の下からは血が滲み出て来ているのが自分でも感じられた。
「へぇ、タダの牡奴隷なんだ?お前はそんなに偉いの?」
「いえ・・申し訳ございませんでした。由美様、どうかこの卑しく汚らしい虫けらより劣るバカでマヌケの最低の牡奴隷を・・どうか・・どうか・・お許し下さいませ〜」
「ふん、まだまだ足りないけどせっかくの休み時間が無駄になるから許してやるよ!ペェッ!」
私の顔に唾を吐きかけて、ようやく満足した顔をした。
「由美、ちょっと待ってよ、牡奴隷、もう一度お前がどんなに最低なのかお言い!」
一緒にいたクラスメートがそう言って、私に携帯を向けた。
「はい・・私は能無しで、卑しく汚らしい、こうして姿を晒すだけでも恥かしい最低の牡奴隷です。」
「ふふ、いいわ。お母さんがこれを欲しがってたの、ムービーにして送ってあげるのよ」
「そういえば、千夏のお母さんもこいつの事、大嫌いだったわよね」
「そう、さっき電話した時、朝コイツに唾吐きかけたって言ったら。私もやりたいって言ってたから、これ喜ぶよきっと」
「じゃあ、もっと虐めてって言わせようよ。おいもっと虐めて下さいって言ってみな!」
「ああ・・・お願いでございます・・・どうか、もっと甚振って下さいませ」
「あはは・・いいよとっても、その顔、お前にはお似合いよ、あはは最低だわ、こいつ!」
最後に顔面を靴底で思い切り蹴られて、嬲ってもらった御礼を言わされた。
その後も通りすがる女子生徒様達に嬲られて涙ながらに許しを請う姿を、笑い飛ばされて屈辱に苦痛をたっぷり味わう事になったのだった。
もはや膝の痛みは限界を超えて、出切る事なら失神して逃れたいと思ったが、牡奴隷にはその手段も許されていなかったのだった。
ようやく昼休みが終わり、奈央様がやってきて私の姿を見て笑いながら、
「あら、ずいぶん可愛がってもらって、よかったわねぇ。牡奴隷冥利につきるんじゃない?あはは・・・」
「ううう・・・」
「あら。私に御礼も言えないの?なんならずっと、ここに置いておいてもいいのよ」
「あああ・・お許しくださいませ。奈央様・・・このように素敵な場所に置いて戴き、本当にありがとうございました」
「ふふ・・そう、それじゃあもっと素敵な場所に移動させてあげる」
彼女は残忍な笑みを私に向けそう言うと、ボタンを押し渡り廊下から開放した。
しかし足の痛みでなかなか立ち上がる事が出来ず、奈央様に蹴り飛ばされて、ようやくその場から動く事ができた。

 次に連れて行かれたのは、1年生の下駄箱だった。奈央様がまた隠しスイッチを押すと下駄箱下の床が浮き上がったのだった。そしてその下から円錐状の金属の突起が敷き詰められた床が現れたそして人間を固定する棒・・・・・
「そこに入って仰向けに寝るのよ。そして手首と足首を開いてその棒の上に乗せなさい、そうその金具の上よ」
「ガチャン」という音がして両手首と両足首が固定される。
そして奈央様がスイッチを押すと、上がった床が降りてきた。
すでに寝転んだ状態で体に刺さっていた金属の突起がさらに深く突き刺さる。
「あああ〜・・・・・ひぃ〜・・・」
「ふふ。今度は全部で感じさせてあげるわ。ありがたく思いなさい!」
「あう〜・・・・」
「1年生は次の授業で終わりだから、じきにここに溢れるわよ。これはとっても辛いみたいよ、前の牡奴隷はここでおかしくなっちゃたって聞いてるわ。それほど痛いらしわ。ふふふ、楽しみねぇ〜」
顔の部分だけはガラス張りになっていて上から覗けるようになっている。女子生徒様達が牡奴隷の苦しむ様子を観察するためのものだろう・・・
 奈央様がその場を去って、一人の時間があったが既に自分の体重と板にかかる重みで苦しんでいた。
「・・いったい何人がここに乗るのだろう・・・」
そんな事を思いながら痛みを少しでも軽減しようと体を動かそうとするが、動けばさらに突起が体に突き刺さり、痛みが増加するだけだった。
 チャイムがなり女子生徒様達が声が聞こえてくる・・・
「あーやっと終った。ねぇ帰りどっか遊びに行こうよ」
「いいよ、美味しいケーキ出す所見つけたの・・」
「ああっ。ねえ見て牡奴隷が下にいる」
その時には既に数人が下駄箱上にいて、私は激痛にもがいていた。
「あああぅ〜・・・痛い・・・痛い〜・・・助けて〜・・・」
全身から血が滲み出し激痛が襲う。
「こいつ、朝唾かけてやった牡奴隷じゃないの?」
「ほんとだ、昔ここの先生やってたらしいよ」
「ええ・・ホント?こんな汚らしい牡奴隷が先生なんて信じられない」
「最低の教師だったてさっき先輩から聞いたの」
「よし、もっと痛めつけてやろうよ。ねえみんな、こっちにきてここで飛び跳ねてよ」
5、6人の女子生徒様がやってきてその場で飛び跳ねた。
「ぎゃぁぁぁ〜・・・・あひぃ〜・・・・」
あまりの痛みに絶叫したが上の生徒様達には少ししか聞こえていない・・
「ふふ、なんか泣いてるみたいよ」
「あはは・・ねえ見て見て、コイツ白目むいてるよ。あははキモイよ」
「ふん、いい気味ね。もっと苦しめ牡奴隷!」
私は次から次へ来る女子生徒様達の足の下でもがき苦しみ続けるのだった。

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