梁のような四角い横向きの柱から、鉄輪付の鎖がピンッと伸びている。 鉄輪には牡奴隷29号の両手首の革枷から伸びた硬い紐が通ってる。 床からも鉄輪が2つ起きていて、牡奴隷29号の両足首の革枷とそれぞれシリンダー錠でガッチリつないである。 遠目から見るとそれは、皮肉にも「人」の字の形だった。 そして牡奴隷29号は「人」の字になりながら、先々週まで教え子だったハーフの女の子2人の股間を睨んでいた。 彼女たちの大事なところを、ローライズでワンポイントの色付きリボンが入った、白いパンティが牡奴隷29号のいやらしい視線から守っている。 革枷以外何も着けてない牡奴隷29号にとって、五年生の女の子が穿いてるパンティも羨望と憧れ、そして畏怖・対抗心の的となっていた。 それでいて、10日以上も射精してない大人の体は憎っくき小悪魔たちの臭いおマタを執拗に視姦していた。 「これから私、マリンちゃん、ポーリーンちゃんが交替でウィッピングするわ」 「共有奴隷としてリザーブされるか、教え子の専属奴隷としてリザーブされるか、それとも」 「また人間に戻るか、彼女たちが帰る夕方までに体で決めるのよ、わかったわね」 牡奴隷29号と大して年齢の変わらない調教女師が、牡奴隷29号の顔を見上げながら、信じられないような事実を突き付けてくる。 (子供の専属奴隷になれだと!?) (しかもマリンはアジア系じゃないか!!?) 「ありがとうございます、調教女師様」 反射的に口を吐いた何の変哲もない返事とは裏腹で、牡奴隷29号は背筋をピンッと伸ばして慄いていた。 彼女たちの面会終了時刻まで2時間以上ある。 ドラゴンケイン、スラッパー、鋲付パドル、普通の革パドル(パドルビンタ)、ストック・スウィング・ウィップ。 子どもたちが10発交替、調教女師が60発交替で手加減しないで叩く。 30分を過ぎる頃には、早くも牡奴隷29号が全身蚯蚓腫れだらけになる。 蚯蚓腫れの下はくまなく大きな痣が斑模様にできていて、優しい性格のポーリーンはウィッピングを躊躇い始めていた。 だがポーリーンの性格の底を知る由もない牡奴隷29号は、筋力不足や罠だと思って彼女の優しさを見逃す。 マリンは大きな瞳をパッチリ開いて、すごく嬉しそうにストック・スウィング・ウィップで元副担任の牡奴隷29号を叩く。 汗みずくでテカテカした、鞭痕だらけの牡奴隷29号の肌にピュッピシーーッとウィップが張り付く! 「ぐおあああぁぁぁぁぁぁぁ!」 牡奴隷29号は両足の踵が床から浮き、そして肩が抜けそうなぐらい前のめりになって、項垂れる。 子どもの鞭でKOされたのだ。 調教女師はハンドサインでマリンにウィップをやめさせると、牡奴隷29号のアゴを持ち上げる。 「気絶してないようね、どうする、いまやめる?」 (負けねーぞーっ、マリンーーーッ!!) 「ぃぃぇ、ゃめなぃで、下さい」 調教女師が牡奴隷29号の前を一歩半離れると、二呼吸置いて子どもの鞭の風切り音が聴こえる! ピュッピシーーッ! もうすぐ45分が過ぎるという時、ポーリーンは牡奴隷29号の後ろから髪の毛を右手でワシッと掴んで、引っ張った。 牡奴隷29号は「うッ痛ッ!」と叫び、そしてアゴが思いっきりのけ反った。 「だらしない姿勢になって、わたしの専属奴隷になるの!?」 「どっちなの、体で選びなさい!」 牡奴隷29号はハァハァと荒い息遣いで背筋をまっすぐ伸ばし、頭皮の焼けつくような痛みに時折「ぐぉっ」と呻く。 ポーリーンが牡奴隷29号の髪の毛から手を離した瞬間、彼女の双眸に素晴らしい光景が飛び込んできた! 牡奴隷29号の体の鞭痕は、蚯蚓腫れが重なってまるで火傷の痕のようになっていた。 それもけっこう大きな痕が、背中、尻、脚の裏側にいくつも見られるのだ。 鞭痕の集まりがいくつも並んでる元副担任の大人の男の肉体は刺激が強くて、ポーリーンはゴクッと唾を飲み込んだ。 パコッ! 「ぅうっッ!」 パコッ!パコッ!パコッ!パコッ!パコッ! (センセイになんて戻すもんか、期間奴隷に堕としてここにつながなきゃ!) 牡奴隷29号は早くも声が枯れ始めていて、鉄輪やシリンダー錠のギチギチ擦れる音が聴こえやすくなっている。 1時間を超えたとき、調教女師が「いったん休み時間よ」と言ってウィッピングを止める。 女の子たちは水筒の水を飲んだり、お互いの腕を揉んだりしている。 (いけるとこまで耐えて、次はポーリーンの尻を触るぞーー!!) 身も心も人間でなくなってる事に気付きもせず、牡奴隷29号は懐かしい教え子たちのセミヌードの刺激と、自らの過酷な肌の痛みに「ぅぉぉぉぉ」と呻くのだった・・・。 |