「うッ」、ガチャガチャッ。 強制所のゲスト室で、牡奴隷WC11号は、女の子の爪先を睨んでいた。 爪先の女の子がリードを握る革の首輪からは、短い鎖と棒枷が下っている。 棒枷の両端には革枷がついていて、WC11号の両手首でしっかり留ってる。 WC11号は両足首も同様に棒枷でつないである。 両足首の方の棒枷からは、WC11号の脚の半分ぐらいの長さの鎖が伸びている。 その鎖は、WC11号の股間の貞操帯との間でピンッと張りつめていた。 号数と年齢が同じWC11号は肘から小指までをカーペットに食い込ませ、体中をプルプルと震わせていた。 早くも筋力が限界に近づいたWC11号は、思わずカーペットに両膝を着けた。 途端に、WC11号の裸身へ無数のバギー鞭が空気を唸らせながら吸い付いてくる。 バシーッバシーッと手加減なしのバギー鞭が肌に食い込む。 WC11号はバギー鞭の柄(金属製)に負けじと、・・・なんて微塵も思わず背中を反らせてグワアアと呻く。 どさくさにまぎれてWC11号のお腹や脚をボフッダフッと蹴る足もあった。 見る見るうちに痣だらけになっていくWC11号の裸身。 「ハァハァ」、ギチッギチッ。 肩で息をしてるかのように激しく上体が上がったり下がったりして、全身の苦悶に歪む顔を時折上げる。 痣だらけの肌は早くも玉の汗が滴り、11才の柔肌をテカテカさせる。 「こら、男奴隷、あいさつもしないうちに膝着けるなんて何事?」 強制所でいきなり豹変した、知り合いの同学年の女の子がWC11号を恫喝している。 「くっ、倉橋まり子さまに、あいさつするのが待ち遠しいぃですっ」 WC11号は純粋な本心を反射的に絞り出す事しかできなかった。 それが幸いして、WC11号はこれ以上痛い鞭でぶたれる、いや殴られるのを免れた。 WC11号はまり子の上履きの爪先の「まり子」の字に、とっておきのファーストキスを捧げた。 この後、WC11号はまり子の他に知らない女の子が5人いる事を知った。 6人へのなりふり構わない人間廃業のあいさつが終わると、WC11号はまり子の紺色のショーツブルマを間近で見る事だけが許された。 その間も、他の女の子たちはWC11号の頭に足を乗せてまり子への愛を試したり、尻を踏んづけたりするのだった・・・。 この1時間後、WC11号は息も絶え絶えにまり子の生唾を直飲みしながらも、まだ他の女の子たちの御尊顔を見る事までは許されていないのだった。 |