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◆namelessさんからのご投稿
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                                支   配 その2
 尿を飲み終えた高志は檻に追い立てられ、クララとエレンは階段を上がって地下室を出て行った。高志は檻の中でうずくまり、両手で頭を抱えて苦悶した。鞭の恐怖に負けたとは言え、男の自分が女のおしっこを飲んでしまったのだ。自分は体の中から汚れてしまった…自己嫌悪が彼を苦しめ、この世から消え去りたくなった。
しばらく落ち込んでいた高志だったが、不意に便意を催して下腹が痛くなった。彼は慌てて周りを見廻した。もし檻の中で漏らしでもしたら、死ぬ様な目に遭わされるだろう。高志は鉄格子を両手で掴み、大声を出した。
「すみません、誰かいませんか?トイレに行きたいんです」
しかし、誰も地下室に下りてくる気配がない。高志は脂汗を流し、便意に耐えた。
駄目だ、漏らしてしまう…高志が絶望的な気分になった時、急にドアが開き、クララとエレンが階段を下りて来た。クララは檻の扉を開け、高志を叱りつけた。
「まったく、男奴隷のくせに、こんな事で私達を呼びつけて。さっさと、あっちにお行き!」
なぜこの二人が下りて来たんだろう…高志はこの地下室のどこかに、盗撮用カメラか盗聴装置が仕込まれているのに気づいた。しかし詮索するよりも、便意が限界に近づき、考える余裕が無くなっていた。
「も、申し訳ありません…」
檻から這い出た高志は、クララが指差した方に行こうと立ち上がった。その途端、クララから目が眩む程の強烈な平手打ちを受けた。
「ひいっ」
高志は短い悲鳴を上げて、打たれた頬を押さえ、その場にしゃがみ込んだ。打たれたショックで漏れそうになったが、必死に肛門に力を入れ、体を震わせて何とか耐えた。
「常に四つん這いで動けと言ったでしょう!同じ事を何度も言わすんじゃないわよ!本当に低脳だね。このお仕置きは後でして上げるから、さっさとお行き!」
「は、はい、分かりました…」
泣きそうな声で返事をした高志は、クララが指差した地下室の隅に這い進んだ。そこには床に直径15センチくらいの孔が開けられており、壁にはシャワーの様な水道設備が設置されていた。
「男奴隷、そこの孔にお尻をつけて、用を足しなさい!」
エレンに命じられ、高志は肛門を孔に合わせた。若い女性の前で排便するのは、死ぬ程恥ずかしかったが、便意は耐えられないくらいに高まっていた。高志は、派手な音を立てて排便した。その様子を、クララとエレンは口々に罵った。
「ああ、臭い!嫌になるわ。よく平気で、女性の前で大便が出来るわね。下等な劣等民族に恥なんか無いんでしょう!」
「男のくせに女のおしっこを飲む恥知らずだから、全然平気なのよ。もう、こいつは人間じゃないわ!」
彼女達の罵声が高志の胸をズタズタにし、あまりの恥辱で顔が真っ赤になり、涙が頬を伝った。高志が排便を済ますと、エレンがホースを彼に向けてお湯をあびせ、汚れを流した。
「汚らわしい黄色家畜の世話をさせられるなんて、全く業腹だわ。男奴隷、四つん這いになって、お尻を上げなさい!」
一旦お湯を止めたエレンは高志に命令して、彼は身震いしながらも言う通りの屈辱的なポーズを取った。クララが両手で高志の尻を拡げ、エレンはホースの先を肛門に挿入した。それから、ゆっくりとお湯を注入する。
「ああっ」
直腸にお湯が流れ込む異様な感覚に、高志は呻き声を漏らした。彼の下腹が、見る間に膨らんできた。エレンはホースを引き抜き、高志に言いつけた。
「男奴隷、いいと言うまで漏らすんじゃないよ。許しも無く漏らしたら、鞭が飛ぶわよ!」
「は、はい、エレン様」
腹が張って苦しかったが、高志は肛門に力を入れて耐えようとした。しかし、すぐに限界を感じ、エレンに懇願した。
「あの、エレン様、排泄をお許し下さい。お願いします」
しかし返事は、目が眩む程の往復ビンタと罵倒だった。
「ふざけるんじゃないよ!まだ三分も経ってないじゃないの。そんなに鞭が欲しいのかい!」
高志は頬の痛みとあまりの恥辱に、顔を紅潮させて体を震わせたが、エレンが恐ろしくてうなだれる事しか出来なかった。しかし腸が捻じ切れる様な痛みを感じ、我慢も限界だった。
「お、お願いです、排泄させて下さい。もう、許して下さい…」
高志は半泣きの声で哀願し、エレンは肩をすくめた。
「しょうがないわね。劣等民族は忍耐力も劣ってるのね。お尻を孔に当てて、出すものを出してしまいなさい」
「…ありがとうございます」
高志は苦しげな声で礼を述べながら、尻を床の孔に当てがった。すぐに茶色い汚水が、音を立てて肛門から噴出した。エレンが再び高志にお湯を浴びせて、汚れを洗い流した。
「本当に汚らしいわね。こんな汚らわしい男奴隷の世話をしなくちゃならないなんて、自分が情けないわ」
「まあ、この汚らわしい下等な黄色人種も、はらわただけはきれいになったんじゃないの」
エレンとクララの蔑みが高志をとことん貶め、あまりの恥辱に体が震えた。エレンはホースを片付けながら、排便を終えた高志に声を掛けた。
「これですっきりしたでしょう、男奴隷」
“男奴隷”と言われた高志は急いでエレンの足元に這い寄り、彼女のブーツにキスしながら礼を述べた。
「はい、エレン様、ありがとうございました」
「うふふ、奴隷の挨拶だけは身に付いたわね。お漏らししないようにして上げるから、お尻をお上げ」
エレンは満足そうに微笑むと、壁に吊るされたゴム製のディルドゥを手にした。彼女は四つん這いで尻を上げている高志の後ろに廻り、彼の肛門にディルドゥの先端を当てがった。
「ひぃっ」
高志は思わず短い悲鳴を上げ、肛門をすぼめた。するとエレンは手を伸ばして彼の陰嚢を掴み、じわりと力を込めて握った。
「あいーっ」
下腹にまで広がる痛みに、高志は悲鳴を上げて身悶えた。エレンが厳しい口調で叱りつける。
「男奴隷、力をお抜き!逆らったら、睾丸を握りつぶしてやるからね!」
高志は痛みと屈辱に苛まれながらも、やむなく肛門を緩めた。その瞬間、ディルドゥが一気に挿入された。
「ぐうぅーっ」
肛門を貫かれ、吐き気を感じる異様な感覚に、高志は呻き声を上げて苦しんだ。エレンはディルドゥに付いているポンプを何度も握り、空気を送り込んだ。高志の直腸内でディルドゥの先端が膨らみ、その圧迫感が彼を更に苦しめた。
エレンは立ち上がると、高志の尻を蹴って命令した。
「這って檻へお戻り、男奴隷!」
「は、はい、エレン様…」
高志は体の向きを変えてエレンのブーツにキスした後、檻へよたよたと這い進んだ。這うたびにディルドゥが直腸内を擦り、高志を苦しめた。
「男奴隷、ちょっとお待ち!」
高志が檻に入ろうとすると、クララがストップを掛けた。彼女は高志を膝立ちにさせると、革手錠で後ろ手に拘束して檻に入れ、扉を閉めて施錠した。
「お前も檻に一匹でいて、寂しいでしょう。これで無聊を慰めなさい」
クララはそう言うと、鉄格子越しに手を伸ばし、高志の尻に突き刺さっているディルドゥ後部のスイッチをONにした。ビィーンと音がして、ディルドゥが彼の直腸内で激しく振動した。
「うわぁーっ」
下腹内部で暴れまわるディルドゥの衝撃に、高志は悲鳴を上げて、もがき苦しんだ。
「ふん、下賎な黄色人種は、お尻の穴が感じるんだね。存分に楽しむといいわ」
「うふふ、その内に肛門の刺激が病みつきになって、自分からおねだりするんじゃない?」
クララとエレンは高志を嘲笑って、地下室を出て行った。
檻の中の高志は、芋虫の様に体をのた打ち回らせて、悶え苦しんだ。呻き声を上げ続け、何とかディルドゥを外そうと体をくねらせたが、後ろ手に拘束されている上にディルドゥの先端が膨らんで直腸内に引っ掛かり、抜けそうもなかった。
しかし高志の苦しみと裏腹に、彼の股間のものは硬くなっていた。ディルドゥの振動が前立腺を刺激し、高志の意思に反して勃起させていたのだ。高志は下腹部を揺さぶられる苦しみと前立腺への刺激で、気が狂いそうだった。
「ぐわぁーっ」
高志は獣じみた声を上げ、硬く屹立したものから白濁液を噴出させた。肛門を責められて射精を強要された恥辱に、彼の精神はズタズタにされて涙がこぼれた。
しかしディルドゥの振動は止まらずに高志を刺激し続け、股間のものは萎える事なく硬度を保っていた。
「ひいぃーっ」
しばらくして悲鳴と共に、二度目の射精を迎えた。しかしディルドゥの振動は、まだ続いている。
「誰か、誰か来て下さい、助けて下さい」
彼はもがき苦しみながら、必死に大声を出して助けを求めた。しかし無人の地下室で、助けてくれる者は誰もいない。このままでは、死んでしまう…高志は恐怖に怯えた。
その時ドアが開き、イルゼがクララとエレンを引き連れて、地下室の階段を下りて来た。イルゼは檻の前に来ると、悶え苦しむ高志を見て嘲笑った。
「ほほほ、男のくせにお尻を可愛がられて喜んでいるなんて、最低の変態ね。黄色い劣等民族は、本当に見苦しい生き物だわ」
イルゼの嘲笑が高志の胸を抉ったが、今の彼に口惜しがる余裕は無かった。高志は身悶えしながら、イルゼに哀願した。
「ふん、肛門を犯されて嬉しいくせに!射精した跡がちゃんと残ってるわよ。遠慮しないで、もっと楽しみなさい、この変態!」
イルゼは高志の哀願を一笑にふして、更に蔑んだ。高志はイルゼに罵られ、目の奥が熱くなったが、ディルドゥの責めに耐え切れず、卑屈に哀願を繰り返すしかなかった。
「ああっ、お願いです。何でも言う事を聞きます。一切逆らったりしません。お願いですから、助けて下さい」
イルゼは笑って、クララとエレンに命じた。
「仕方ないわね。男奴隷のお尻からディルドゥを抜いて上げて」
二人は檻の扉を開けて高志を引きずり出し、ディルドゥのスイッチを切って、ポンプの弁を開けて空気を抜いた。クララが思い切りディルドゥを引き抜くと、高志の口から、
「あひぃっ」
と悲鳴が漏れた。
「ディルドゥを挿れられる時も抜かれる時もよがるなんて、肛門が余程感じるのね。最低の変態!」
「下等な黄色人種の雄同士でよがってたんじゃないの、変態のホモ豚!」
高志はクララとエレンに罵倒され、あまりの屈辱に胸が張り裂けそうな思いだったが、体力をすっかり消耗していてぐったりとなり、力無くすすり泣く事しか出来なかった。
イルゼは高志を蹴って仰向けにすると、彼の顔に跨って立った。
「下賎な黄色人種に、高貴な白人女性の臭いを嗅がせてやるわ」
イルゼは怯える高志の顔を見下して言い放つと、カチャカチャと音を立ててベルトを外し、乗馬ズボンを膝まですり下げた。青いパンティに包まれた巨大なヒップが、高志を畏怖させた。
イルゼはそのまま高志の顔にしゃがみ込み、柔らかい秘肉で彼の鼻と口を塞いだ。パンティの布越しに白人女性特有のブルーチーズみたいな強い体臭が鼻孔に流れ込み、高志の脳髄を痺れさせた。
イルゼは擦り付けるように腰を揺すり、高志の顔面を蹂躙して、彼の精神をすり潰した。高志は僅かに出来る隙間から呼吸したが、同時にイルゼの陰部の臭いも深く吸い込む事になり、頭がくらくらした。
「ふふふ、お前の顔に私の臭いを染み込ませてやるよ。そうすれば、いくら低脳な黄色人種の男奴隷でも、女御主人様の臭いが覚えられるだろう」
イルゼの嘲りが高志の頭に反響し、目から涙が溢れた。
イルゼは高志の顔の上でしばらく腰を揺らせていたが、不意に立ち上がって乗馬ズボンをたくし上げると、クララとエレンに命じた。
「この男奴隷を、トイレにセットして頂戴」
「はい、イルゼ様」
クララとエレンは木材を組み合わせた様式便器の様な器具を引っ張って来て、仰向けで喘いでいる高志を引きずり、拘束して固定した。高志は両手を椅子の足に括り付けられ、座る所から顔面を仰向けに出した形となり、まるで様式便器から顔を出しているみたいになった。
イルゼは高志を見下し、口元を歪めて笑った。
「ふん、下等な黄色人種は便器に据え付けられるのが、本当によく似合ってるわ。今度は直接私のあそこを味わせてやるよ」
イルゼは乗馬ズボンとパンティを同時にずり下ろすと、高志の顔に座り込んだ。イルゼの巨大な尻が高志の顔を圧迫し、剛毛に縁取られた陰唇が彼の口に押し付けられ、白人女性の強烈な臭いに咽そうになった。
「黄色人種の下等な身分で、で白人女性のあそこを舐められるなんて、身に余る光栄だろう。さあ、お舐め!」
高志は泣きそうになりながら、舌を伸ばしてイルゼの陰唇を舐め始めた。多量の分泌液が次から次に湧き出て、彼の口に饐えたような強い臭いが拡がった。
「もっと舌を動かすんだよ!本当にのろまな男奴隷だね!」
お仕置きを恐れた高志は、舌の動きを速くした。イルゼの肥大したクリトリスに吸い付きながら、舌を懸命に動かした。ピチャピチャと卑猥な音が地下室に響き、クララとエレンが嘲笑った。
「いやらしい男奴隷ね。イルゼ様を夢中で舐めてるわ。やっぱりこいつは人間じゃなくて、犬畜生よ」
「こんな劣等民族の変態を犬扱いしたら、動物愛護協会に告訴されるわよ。こいつは、せいぜい使い捨てのティッシュね」
クララとエレンの侮蔑が高志の胸を切り裂き、目の奥を熱くさせたが、今の彼にはイルゼの陰部を舐め続けるしかなかった。
いい加減舌が疲れた頃、ようやくイルゼが背を仰け反らせて絶頂を迎えた。彼女はしばらくぐったりと座り込んでいたが、少し腰を浮かせて高志の顔を覗き込んだ。
「うふふ、顔がべとべとに汚れてるよ。本当に汚らわしい黄色人種だね。まあまあ感じさせてくれたから、ご褒美を上げるわ。口を大きくお開け!」
高志は恐る恐る口を開いた。イルゼの言うご褒美が何かは分かっていたが、彼に拒絶出来る筈も無かった。
「男奴隷、一滴もこぼすんじゃないよ!」
イルゼは僅かに腰を震わせると、一気に排尿した。黄色い奔流が高志の口に流し込まれて咽そうになったが、必死に飲み続けた。喉を焼き、胃に溜まっていく尿が、高志の精神を奈落の底に落としていったが、こぼした時の罰が恐ろしくて、ひたすら飲み続けた。
「ふん、よく女のおしっこを平気で飲めるわね。やっぱり、こいつは人間じゃないわ。豚にも劣るうじ虫よ」
「黄色い劣等民族は、高貴な白人女性の便器として生きるのがふさわしいのね。後で私達も使って上げましょうよ」
イルゼの尿を飲み続ける高志の頭に、クララとエレンの蔑みが遠く響いた。イルゼは排尿を終えると、高志に命令を下した。
「男奴隷、ぼやぼやしてないで、おしっこを飲み終えたらお前の舌で後始末おし!」
高志は胸が焼ける様な屈辱を押し殺し、おずおずと舌を伸ばして、尿で濡れているイルゼの陰部を舐め始めた。改めて舌に尿の刺激的な味が拡がり、高志はあまりの情けなさに涙がこぼれそうになった。
「舌で舐めるだけじゃなく、唇も使って残っているおしっこを吸い取るんだよ。低脳の黄色人種はいちいち言わないと気がつかないから、嫌になるよ」
イルゼに命じられ、高志は屈辱に顔を歪めたが、抗えずに彼女の陰唇に吸い付いた。陰唇に残留していた尿の味が口中一杯に拡がり、臭いが鼻に抜けて、人間便器に落とされた自分の惨めさを痛感させた。
後始末が終わり、イルゼは立ち上がるとパンティと乗馬ズボンを引き上げながら、クララとエレンに声を掛けた。
「私はもう上がるから、後を頼むわ」
イルゼはブーツの音を響かせて階段を上り、地下室を出て行った。クララは高志の顔を覗き込み、軽蔑し切った声を出した。
「まあ、汚らしい!こんなに顔をべとべとにして、よく恥ずかしくないわね。いかにも下等な黄色人種らしいわ」
エレンはタオルを濡らし、高志の顔を拭った。
「クララ、まあそう言わないで、私達もイルゼ様みたいに楽しみましょうよ」
「それもそうね。黄色人種の男奴隷には贅沢過ぎるけど、特別に私のあそこを味わせて上げるわ」
クララもイルゼの様に乗馬ズボンとパンティを膝までずり下げ、高志の顔に跨った。エレンが不満を言った。
「もう、クララったら、ずるいわよ。私が顔を拭いたのに、先に座ったりして」
「うるさい事言わないでよ、すぐ済ますから。男奴隷、さっさとお舐め!」
クララに命じられ、高志は口惜しさに涙をこぼしながらも、舌を伸ばして彼女の陰部を舐め始めた。
こうして高志はクララとエレンに舌が腫れ上がるまで奉仕させられた後、二人の尿をたっぷりと飲ませられたのだった。

次の日、イルゼはクララにスケッチブックと洗濯籠、エレンにビデオカメラを地下室に持って来させた。クララは檻の扉を開けて、高志に命じた。
「さっさと出て来なさい、男奴隷!」
「は、はい、クララ様」
高志は急いで這い出ると、クララのブーツに奴隷のキスをした。それを見たイルゼは、満足そうに微笑んだ。
「うふふ、まあ、最初の奴隷の挨拶のは身に付いた様ね。今日は下等な黄色人種の生態を記録するから、言う通りに動くんだよ。わかったかい、男奴隷!」
「はい、イルゼ様」
高志は慌ててイルゼの足元に這い寄り、ブーツの爪先にキスをした。イルゼは彼の頭をブーツの底で押しやり、一旦距離を置いた。
「まず、この台詞を読んでから、ブーツにキスしなさい」
クララはイルゼの背後に廻り、高志に見えるようにスケッチブックを開いた。それには、次のように書かれていた。
“イルゼ様、卑しい変態マゾヒストの私に、イルゼ様のブーツに奴隷のキスをさせて頂く無礼をお許し下さいませ”
高志は一瞬目を丸くしたが、やむなくつっかえながら読み始めた。
「イ、イルゼ様、卑しい…へ、変態マゾヒストの…」
するとイルゼは右手に持った一本鞭を振り上げ、思い切り高志の体に打ち込んだ。
「ぎえぇーっ」
刃物で背中を切断された様な激痛に、高志は絶叫を上げ、床にのた打ち回って苦しんだ。イルゼはブーツで床をどんっと踏み鳴らし、怒鳴りつけた。
「何だい、その読み方は!つっかえながら棒読みするなんて、どこまで使えない低脳なんだい!もっと滑らかに、心を込めてお読み!」
「…は、はい、イルゼ様」
高志は鞭の痛みで引きつった体を無理に動かし、四つん這いの姿勢に戻った。彼の顔は口惜しさで真っ赤になっている。
しかしイルゼの次の言葉を聞いて、紅潮した顔が瞬時に青ざめた。
「お前のつがいの、黄色い雌猿の涼子にも連帯責任を負わせるからね。お前が失敗した数だけ、涼子を鞭打ってやるわ。涼子を打ち殺されたくなかったら、真剣におやり!」
「ひいっ、涼子にだけは手を出さないで下さい。この通りお願い致します」
土下座して哀願した高志の頭を、イルゼはブーツで小突いて嘲笑った。
「ふんっ、それはお前次第ね。早くやり直しなさい!」
高志は頭を上げ、スケッチブックに書かれた台詞を、出来るだけ自然な感じで読んだ。
「イルゼ様、卑しい変態マゾヒストの私に…」
読み終えるとイルゼの足元に這い寄り、ブーツにキスをした。その様子を、エレンがビデオ撮影していた。
それからクララが高志の傍に洗濯籠を置き、再びイルゼの後ろでスケッチブックを開いた。高志はその内容に目を剥いたが、涼子の身を案じると読み上げるしかなかった。
「イルゼ様、変態の私は女性の汚れたパンティの臭いを嗅ぎ、しゃぶるのが大好きなのです。どうか最低の変態に生まれついた私を哀れと思って、イルゼ様の使い古しのパンティを恵んで下さいませ…」
イルゼは笑いを噛み殺しながら、調子を合わせた。
「おやおや、呆れた変態マゾヒストだね。その籠に洗濯物を入れてあるから、好きにしゃぶって綺麗におし!」
高志は震える手で籠の中から、パンティを一枚取り出した。拡げてみると股間のクロッチ部分に茶色い染みがこびり付き、強く饐えた臭いがした。さすがに口にする気になれずに体をこわばらせてると、イルゼが一本鞭で横殴りに高志を打ち据えた。
「ぎゃあーっ」
真っ赤に焼けた火掻き棒で殴られた様な激痛に、高志は悲鳴を上げて仰け反った。イルゼが再び怒鳴りつける。
「ぼうっとしてるんじゃないよ!失敗したら涼子にも責任を取らせると言った筈よ。まず、これで涼子には鞭打ち10回だね!」
「ひいっ、お願いです。涼子だけは許して下さい」
高志は身を震わせて、イルゼに哀願した。イルゼは腕組みして高志を見下し、言い放った。
「まあ、それ程頼むのなら、涼子の鞭打ちは止めて上げてもいいわ。でも今度失敗したり、ためらったりしたら、涼子の鞭打ちは100回にするからね。分かったかい!
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