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◆なるくんさんからのご投稿
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 11才の牡ドレイシリーズ⑭
「プール熱」
(※シリーズ⑬「子どもは風の子」を参照)

「このエ(え)型棒枷で、空気イスさせてはいかがでしょう」
羽菜子が、黒い棒枷を拾いあげると、そこに下った革枷たちがプラプラと揺れた。
おぞましい事を唆された綾香は、普段なら考えられないような反応を示す。
「羽菜子、なるみくんどんだけ叩いたのよ。真美に謝ることないの?」
羽菜子は跳ねそうになりながら棒枷をゴトンッと音を立て、棒枷を床に置く。
そしてなるみの目線の高さに、羽菜子の裸身がすっぽりと滑り込んでくる。
「真美おじょう様の持ち物をたくさん叩いてすみませんでした」
と、少し息をついて「真美おじょう様、羽菜子にお座りくださいませ」と続ける。
言い終えると、羽菜子はシャンッと両腕を伸ばして四つん這いになる。

そこへ、真美は「いいわ、使ってあげるね」とだけ言い捨てて尻を下す。
羽菜子は苦しそうな吐息を漏らし、背筋が弓なりに撓る。
真美が着ているワンピースの生地は、早くも羽菜子の汗をグッショリと吸い始めた。

(羽菜子、真美様を引きつけてくれてありがとうっ・・・)
「ハァハァ、ゼェゼエ・・・っ」
鞭痕で肌の色が変わったようになった体の裏側を晒して、なるみは床に突っ伏してた。
羽菜子となるみは、真美たちが戻って来る前にディープキスした仲だった。
「あうぅうっ、ええんッ・・・」
真美が尻を揺する度に、羽菜子が苦しそうに呻く。
(羽菜子・・・・・・・)

「うッ、はぁはぁ」
「立てるわよね、なるみ?」
不気味なぐらい優しい声。綾香がなるみに微笑みかける。
綾香が強引に持ち上げた方の手はもちろん、もう一方の手も佳恵につながれていた。
なるみは膝を佳恵の方から順番に床から浮かして、佳恵の裸身に身を寄せた。
綾香はトップスを着て、ベージュ色のスイム・ショーツを穿いている。
半分普段着姿の綾香にはとても、佳恵ほど魅力がなかった。
ガコーーーンッッ!
なるみがさっきまで飲んでいた、バ○リス・オレンジの黄色いロング缶。
曲がるストローの挿さった空き缶は凹み拉げ、黒板の下まで飛んで残骸を晒す。
なんてことない行動だったが裏腹に、綾香の気持ちの針は大きく振りきれていた。

「工(こう)字棒(工字型の棒枷)でなるみを固定するわよ」
綾香は佳恵に手伝うよう促すと、なすがままのなるみを見る見るうちに固定した。

なるみの背中を棒枷が横切り、その両端の手枷になるみの手が固定してある。
なるみの両足首も棒枷で固定してあり、肩幅ぐらいの間隔を空けて床に立たされている。
上下の棒枷は3本目の棒枷(遊びが0cmの凸凹タイプ)で固定してある。

4本目の棒枷は手摺か、バレエ部のレッスン・バーみたいに太かった。
この支柱は、教室の後ろの木造ロッカーの一つの奥底と、3本目の棒枷を遊び0cmで固定していた。

なるみは脚も腰もピンッと伸ばして、空気イスのような苦痛は免れている。
ただし上の横棒枷が高い位置にあるせいで、上体はむちゃくちゃ前のめりになってる。
とはいえ、そんなに苦しくない。
少なくとも、いつも羽菜子がしてるような、
大の男でも呻いて苦悶するような固定方法ではない。
尤も、そんな固定方法は全部祐子と綾香が教えてるのだが・・・。

佳恵が木造の掃除用具入れを開けて、信じられない物を持って戻ってくる。
黒い革鞭が2つも!
グリップも入れて全長60cmほどの鞭は、鞭の先端に革の玉んこがついてる。
そのせいで、ケイン鞭よりも大きい風の音がピュンピュンと起きる。
音は大きさだけじゃなく、音が鳴る間隔もケイン鞭よりずっと短かかった(早かった!)。

ものすごい緊張感。
なるみは季節外れにも、固定された全身がブルブル震え、歯をカチカチ鳴らした。
ふと見下ろすと、佳恵のオメコが目に入る。
「うっっあああーー!佳恵のオメコーーー!!」

ピュピチッ!
「ぎゃあああああああ」
なるみの大声にビックリして、佳恵が飛び退く。
鞭の風切り音と、なるみの肌に食い込む音が重なって一つの音に聴こえる。
(鞭の風切り音が終わる前に、なるみが急に叫んだ?)と佳恵は思った。
そのせいで、佳恵はビックリしたのだ。

「うーーーーーーーーーッッ、ぐりぐりしないでっ!!」
羽菜子の呻き声で、綾香が鞭先を宙に捨てつつ振り返る。
そのまま綾香はドタドタッと足音を荒げ、しゃがむや否や羽菜子の髪を鷲掴みにした。
「痛いッ・・・ひゃあ!」
「ドレイ羽菜子っ!」ビタッ!
綾香が、羽菜子の顔を思いっきりビンタ。
「ぎゃっ!」
羽菜子は背中とお腹からアゴまでをのけぞって叫ぶ。
彼女は体中の苦痛に、貌を歪めてる。

(羽菜子っ、)ビュバシッ!!
「うッああああああああああーー!!」
なるみが思いっきり、体を捩る。
いったんピンッと張りつめた体は、棒枷に固定された範囲の中を激しく捩れ回る。
愛する羽菜子、畏れる真美、憎い綾香に手も性器も届かず悶え苦しむなるみ。
すごく嬉しそうにもう一回、なるみの脚を鞭でビュシッと叩く佳恵。
「いたいーーーーーいっ!!」

全裸の女児奴隷が鞭でぶつ、畜獣の吼える声。
二人の女子児童が苛む、什器の上げる悲鳴。
子どもたちの元気な声は風に乗って、隣の町まで届いた。