淑女の恩返し 〜苦悩のドミナトレーニング 

作者 yujiさん

      第一章




 何時ものように週二日、アパートの一部屋である大家宅で掃除などの家事を終わら
 せ、大家であり独身の木町 六男(キマチ ロクオ)に淹れて貰った珈琲を畏まり
 ながら飲んでいると突然、六男が自分の足元に膝間づき、信じられ無いような懇願
 をしてきたのである。


 「今後の家賃ももちろん要りません、その代わり・・その代り、この薄汚く醜い
  マゾ豚男に亜希恵様の芳しい香りと屈辱、罰をお与え下さい!」


 「や、やめて下さい意味が解りません・・頭を下げなければいけないのは私のほう
  なのに・・大家さん、木町さんにご迷惑掛けているのは私です!私で・・私の
  身体でよければ、お好きにして下さい・・ですから、そのようなご自分を酷く
  言うのはやめて下さい・・」



 SMプレイや加虐、被虐といった性癖について理解の無い亜希恵は、息を荒げなが
 な六男が消臭、足置き、聖水、黄金、スパンク、人間椅子、そして家畜・・到底
 理解出来ないような異常な言葉に亜希恵はどうしていいのか解らず、そして終いに
 はマゾやSMの意味も解らず、承諾の言葉を六男に言い渡してしまうのである。

 そして、亜希恵は六男の卑しい欲望に囚われた女王として教育されていってしまう
 のであった。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 「おはよう御座います♪今日は朝から熱いぐらいですね〜」



 少々、古びた三階建てのアパートの階段を降りてきた亜希恵と朝方に二言、三言
 会話するのが、このアパートのオーナーである六男の楽しみなのだ。

 癖毛の残るクリっとしたミドルショートのヘアスタイルに爽やかで可愛らしさと
 母性的な顔立ち、そしてその可愛らしい顔立ちから相反するように熟れた熟女の
 豊かで大きなバストとヒップ、そしてタイトサイズのサマースーツを着用すると
 妙にエロティックな印象を与えてしまいそうである。

 
 「川口さんお早う御座います!ホント熱いですね〜今日は朝からですか?」

 「はい♪いろいろ覚える事も多いですし、足手まといにならないように頑張らな
  いといけないので」


 「大丈夫ですよ川口さんなら。社長も言ってましたよ、よく頑張ってくれる人
  だって」

 「ありがとう御座います!あの、本当に色々とありがとう御座います・・お家賃
  滞納してる分は必ず来月にもお渡し致しますのでどうか・・」


 「いやいや、お気になさらずに。出世払いで結構ですよ♪」

 「いえ・・お家賃だってお安くして頂いてるのに、これ以上はご無理言えません」


 「まあまあ、ん〜じゃあ・・夕飯を作りにきて頂くのを週二日でどうです?あ、
  いや、我儘だったかな?」

 「いえ!私で良ければ是非やらせて下さい!お洗濯でもお掃除でも申し付けて
  下さい!大家さんに私・・お世話になってばかりでどうお礼していいのか解ら
  くて・・あの、今夜のお夕飯のご予定とかあります?」


 「あっいえ、特には」

 「じゃ、じゃあ良かったらお支度に伺っても宜しいでしょうか?4時半ごろには
  帰宅しますので」


 「じゃあ〜お願いしようかな?」

 「はい!是非♪心を込めて作ります!私、家事には少しだけ自信がありますので
  、色々と仰って下さい」



 
 控えめで、気遣いがあり、柔らかく穏やかな性格の亜希恵に出会ってから直ぐに
 惹かれていった。

 決して楽な生活状況では無い中、直向きに頑張る姿勢や真面目さ・・本当に亜希恵
 の容姿なら夜の仕事でも・・と一瞬思ったぐらい性格も容姿も優れている美熟女
 であった。

 

 「あの、お夕飯はどのようなものが宜しいでしょうか?」

 「う〜ん、そうですね〜・・シチューがいいかな?」


 「はい!解りました♪」



 いったい、どうしてこんな素晴らしい女性を・・・。
 六男は、何度か亜希恵から身の上話を聞き出しては前の夫がギャンブル症で、酒
 に溺れ借金だけ残して蒸発してしまったという、身勝手極まりない男があの亜希恵
 の夫だったというのだ。

 信じられ無いほどに腹立たしく憎い!
 もし自分だったら・・自分だったら亜希恵を幸せに、せめても不自由の無い暮らし
 をさせられる財力も自信もあるのに!


 大きなトートバックを肩に掛け、バス停に向かって歩いていく亜希恵の後ろ姿を
 見届けながら、何時か・・いや、今度こそ亜希恵に自分の気持ちを駄目もとでも
 伝えてみようと想いながらも、日増しに増幅していく満たされない卑しい願望が
 あの天使のような美奈子を妖艶なサディティンに仕立て上げてみたい!大蛇のよ
 うな太い編み上げの革鞭で自分という情けないマゾ豚男が悲鳴を上げるぐらい打
 って欲しい!・・

 六男は自宅に戻ると、一ヵ月ぐらい前に亜希恵が出勤前、アパートのゴミ収集ス
 ペースに捨てていった小さなゴミ袋を漁り、気が狂う程の興奮の中で手に入れた
 黒茶色に変色したオリモノシートを自分の鼻と口に密着するように貼り付け、
 一緒に入っていたローズチェリーカラーの履き古したガードルショーツを頭から
 被り、未だ重く香る饐えた菊座とヴァギナの匂いが混じり合った香りにクラクラ
 しながらも、強烈な興奮と快感で固くなったペニスを扱き上げ、想像と妄想の中
 で妖艶でキツク厳しい容姿に変貌させた亜希恵に罵られ、便器に使用される事を
 妄想の中の亜希恵に懇願してしまうのだ。



 「あぁ〜うぅ〜・・亜希恵様ぁ〜本日も、この醜いゴミ男に匂いを嗅がせて
  頂き有難う御座います!」



 ビュルッ!という汚濁音と共に、情けない仮性包茎の鈴口から勢いよく吐き出した
 精液はドロっとしており、薄汚いマゾ願望を象徴するかのように臭く黄ばんだ汚濁
 液を床一面にボトボトと落としてしまうのであった。



 そして六男は、明後日から定期的に食事や家事をしてくれる約束をしてくれた
 亜希恵に対して、家賃の代わりに自分が望む苦虐のマゾプレイを提案してみたい
 ・・・と、悪魔の囁きが六男のペニスに甘美な刺激をジワジワと与えていくので
 ある。



 ・・・・・・・・・・・・・




 ピンポーン〜♪



 午後6時過ぎ、チャイムが鳴ったのと同時に六男は胸を高鳴らせながら小走りで
 玄関に向かい、扉を開けると、少し恥ずかしそうに自分へ会釈しながら挨拶をす
 る仕事帰りから間もないであろう亜希恵が居たのだ。


 「すみません・・少し残業がありまして遅くなってしまいました」

 「いやいや、大丈夫ですよ!気になさらず、ど、どうぞ!上がって下さい」


 「すみません大家さん本当に・・それじゃあ、あの・・お邪魔します」



 淑女で慎ましく、また自分に深々と頭を下げながら玄関に上がる亜希恵の姿に六男
 は一瞬、亜希恵と始めて出会った頃に抱いたほのかな恋心が過ってしまうが、直ぐ
 にその純な気持ちは、黒革のパンプスヒールを脱ぐ仕草や、恐らく仕事帰りのまま
 であろうパンティストッキングの爪先部分が薄黒く変色していた足先を見て、六男
 は邪で情けないマゾの感情に囚われてしまうのであった。


 (亜希恵様ぁ・・どうかその蒸れて汚れたパンストのおみ足で私の醜い顔を容赦
  無く思いっきり踏みつけて下さい!)


 清楚なマダムを思わせる亜麻色のショートヘア、大きなバストが魅力的に映る
 ノースリーブで水色のニットに同色のスカートと白いカーディガン姿。

 そして帰宅してそのままであろう、少し濃い仕事用アイメイクを施したままの
 亜希恵の姿とそのギャップに六男はズキズキとした被虐の願望が高鳴っていって
 しまうのである。



 ・・・・・・・・・・・・・



 「お口に合いましたでしょうか?」


 「ええ!それは勿論ですよ〜!こんな美味しい手料理を食べれるなんて久し振り
  ですよ!息子さんが羨ましい・・」

 

 六男は、キッチンに立つ亜希恵の艶めかしいエプロン姿の後ろ姿を堪能しながら、
 ムラムラとした邪で情けないマゾの情欲・・憧れと純粋に付き合いたい、もし許
 せるものであれば婚約を前提に・・と、様々な亜希恵に対しての想いが脳裏に
 巡っていたのだ。

 だが、自分は肥満体の不細工な男・・とても亜希恵の様な女性と釣り合う筈が無い
 のだ・・・。だけど・・



 「・・大家さんは、お一人でいらしたのでしょうか?」

 「えっ、あっいや、まあ・・その通りです。正確には両親から引き継いでからで
  すけど。ま、まあ私みたいな不細工な男に嫁さんの貰いてなんていませんのが
  正解ですかな?ハハ・・」


 「い、いえ!そんな事・・ごめんなさい、余計な事を聞いてしまって・・」

 「いえいえ。本当の事ですから」


 「私だったら・・・いえ、ごめんさい・・あ、あの大家さん!食事やお洗濯とか
  以外でも、もし私に何か出来る事があれば仰って下さい!大家さんには本当に
  お家賃事や、働く場所までお世話頂いて・・感謝してもしきれません」


 
 亜希恵が淹れてくれた珈琲を二人で飲みながら、世間話・・それぞれの言える部分
 での身の上話まで会話が進み、六男は改めて亜希恵という女性が外面の美しさ以上
 に誠実で息子想いの優しい女性だという事を知るのであった。

 そして、自分に対しても亜希恵は全く予想外の好意がある事、それ以上に考えて
 みれば独身で中年男の家に上がるなんてまず在り得ない筈・・。


 小さなテーブルを挟んで亜希恵の美しい顔立ち、サマーニットのノースリーブが
 大きく膨らみ、ブラジャーの形が浮き出ている胸元を盗み見るよう交互に見てし
 まっていた六男に気付いた亜希恵は、頬を朱く染めながら恥ずかしそうに、それで
 も半ば覚悟があるかのような言葉を俯きながら呟いてしまったのである。

 そんな亜希恵の言葉と表情に、六男は驚きながらも、亜希恵に対しての卑しい感情
 が出ていてしまった事に、バツが悪そうな表情をしながらも予想もしなかった
 亜希恵からのアプローチに、息の詰まる様な激しい興奮感に股間を固くさせてし
 まったのだった。



 「・・・今日は耕太、いえ、子供はクラブ活動で遅くなりますから・・」

 「いっいえ、あのつい、その〜申し訳ないです」


 「・・・こんな年増ですが、その・・私に何か出来る事があれば・・」

 「い、いやっあの〜でも、ほ、本当に?」


 「・・・はい。暫くは大丈夫なので・・」



 六男は必死で興奮を抑えようとしても、卑しい下卑の性欲願望が押し寄せてきて
 、ノーマルセックスを予想していた亜希恵に、思わず情けない願望を言ってしま
 ったのである。

 匂い、踏みつけ、奉仕・・そして自分がMで変態な行為で興奮する事。
 そんな興奮の面持ちで話す六男の言葉に、亜希恵は触れた事が無いのはもちろん、
 未体験な性的行為に思わず口を両手で塞いでしまったのだ。

 「・・・そんな事・・」


 「正直言うと、いつも川口さんに・・いえ、亜希恵さんに何時もそういう事を想像
  しながら自慰をしてました!ごめんなさい・・」

 「そ・・そんな謝らないで下さい・・私のほうこそビックリしてしまって・・私
  、無知で・・」


 「いえ・・その、匂いを嗅いでみたいとか踏みつけられたいだなんて、変態ですよ
  ね・・」

 「私・・もし、もし大家さんが教えて頂ければ・・」



 六男が懇願するフェチマゾの行為は、亜希恵にとって凄く恥ずかしく相当な覚悟
 である事をそこまで六男は考えようとしなかったのである。
 己の卑しい願望や欲望に塗れた六男は、スラックスの股間を大きくさせた情けない
 姿で立ち上がると、どうしていいのか解らない表情で座ったまま動けない亜希恵
 の前に近寄り、そして土下座のポーズを取りながら、情けない欲望の哀願をして
 しまうのであった。


 「ど、どうか僕の顔に!ストッキングを履いたままのおみ足で押し付けて、亜希恵
  さんの香りを・・擦り付けて下さい!」


 「えっ・・あっあの、大家さん!?待って下さい!そんな事をしたら・・」



 亜希恵は、六男が自分に対してどんな行為をして来るかと身構えていたら、全く
 予想もしていなかった土下座という格好に驚いて、何とかその六男の格好を制止よ
 うと身振り手振りで必死に、そして逆に懇願してしまうのだった。

 今まで男に対して命令するのはもちろん、性行為にしても自分から攻める様な事も
 した事が無い亜希恵にとって六男の惨めな性癖の哀願は、相手を思いやり元来の
 受け身な亜希恵にはとても受け入れ難いのだ。


 「亜希恵さん・・申し訳御座いません!いきなり異様な行動をしてしまって」

 「いえ、そんなどうか謝らないで下さい大家さん・・私こそ本当に申し訳ありま
  せん・・あの・・」


 「・・もし、亜希恵さんが良ければ、下着姿を見せて頂けないでしょうか?」

 「えっ・・・?」


 「・・・やはり無理でしょうか?」

 「いえ・・。だけど若くないので私・・それに色物着てませんのでお見苦しいかと
  思います・・」


 「そんな事ありませんよ!ほら、亜希恵さん見て下さい僕の情けない勃起を。貴女
  の下着姿を想像してもうこんなになってます」



 恥じらう亜希恵の目の前で、六男は黒いブリーフ一枚だけの姿になり、脈打ちなが
 らブリーフの股間を押し上げるようにペニスを勃起させ、情けない染みを作ってい
 た姿を披露すると、亜希恵はその六男の姿を見て驚きながら両手の平で顔を覆って 
 しまうが、少しして六男に気持ちよくなって貰いたいという信念から小さく頷き、
 恥じらい、緊張しながらも脱ぎ始めたのだった。


 受け身である亜希恵の性格や性癖・・そんな亜希恵を真逆に変えるのは難しい・・
 だが生真面目さから男卑なる性行為を覚えさせ、繰り返しマゾフェチ責めをさせて
 いけば、やがて亜希恵はハードプレイが出来る熟女ドミナに成長していくのでは
 無いか?と・・六男は、シックなベージュ色に銀色の模様が入ったランジェリー
 姿になった亜希恵の姿を被虐の興奮な面持ちで見つめながら妄想するのであった。



 「あぁ・・とてもお綺麗です亜希恵さん!凄く興奮してしまいます!」

 「恥ずかしい・・」

「あ、あの、ストッキングを履いたままの足裏を僕の顔に押し付けて・・」

 「・・・でもそんな事したら」


 
 「大丈夫です。さ、さあ・・僕の情けない顔面に思いっきり押し付けて・・
  亜希恵さんの蒸れた香りを嗅がせて、変態の僕を見下して軽蔑しながら興奮させ
  て下さい」
 六男に何度も説得させられれ押し切られるままに、恐る恐る亜希恵は、仕事で一日
 履いたままのパンティストッキングの足裏を興奮の面持ちで顔を上げている六男の
 顔面にそっと乗せるように近づけていったのだった。

 
 (んん!?・・スゥ・・あぁぁぁ!!すごい!)


 ツンッ!と刺すような匂いと鼻腔が痺れるような蒸れて饐えた重い香りは、想像以上
 にキツイ蒸汗臭であったが、直ぐに六男は憧れの美淑女である亜希恵の生々しい匂い
 、それも一日中革のパンプスヒールの中でジッドリ熟成され、ベージュ色のストッキ
 ングの爪先が薄黒く黒ずんで汚れた部分を嗅がして貰った事に強烈な興奮に歓喜して
 しまうのだ。



 「あぁ・・ダメ、そんなに嗅がないで下さい・・・」

 「ハァハァ、いっイイ、凄く興奮しますぅ!!ほ、ほら亜希恵さん、僕の汚いもの
  を見て下さい!ほら・・」

 
 「えっ!?・・あっ・・・」



 
 膝立ちで無我夢中に自分のパンスト越しの爪先を鼻に強く押し当てたり、汗蒸れて更に
 パンプスで薄黒く汚れてた足裏を顔中に擦り付けて、ペニスを固く勃起させながら鈴口
 から汁を垂らす六男の哀れな姿を見ていると、亜希恵は恥じらいを通り越して何だか
 切ない母性に似た心情に包まれていってしまうのであった。


 「か・・管理人さん・・私は、私はどうすれば・・」

 

 困惑と罪悪感に囚われながらも亜希恵は、六男の惨めな要求に答えようと顔に跨り、
 ショーツと蒸れたナイロン生地ごしに必死で鼻呼吸する六男の顔面に体重をかけて圧迫
 させられたり、自分の股の匂いを擦り付けるように腰を動かし、やがて亜希恵は布ごし
 に六男の鼻や口、顔面で刺激された性器が疼き出してしまい、甘い吐息を吐きながら
 何年か振りのエクスタシーを迎えてしまったのであった。



 「あ・・あぁん!ダメ、わたしもぅ!・・」



 六男の汁まみれのペニスを必死で扱きながらクンニグリスの体制で自分も達してしまっ
 た亜希恵は、微睡に包まれるような感覚のまま、右手の指先の間からブチュッっという
 卑猥な音を立てながら漏れ出る粘ついた六男の精液を見つめながら、微睡に包れてしま
 うのだった。




 ・・・・・・・・・・・・・




 「義母さん、あの僕の寝巻なんだけど・・あっ!?ご、ごめん・・」

 「うん?コウ君?あ・・やだわ、私ったら恥ずかしいとこ見られちゃったわ。」


 「ご、ごめん!あとにするよ!」

 「あっ!耕君、待って。寝巻ね?えっと・・はい♪ごめんね、お風呂入る前に洗濯もの
  畳むの忘れちゃって」


 「い、いやうん・・ありがとう」




 最近・・いや、正確には三日前の夜中から母に対して悶々とした性的感情が湧き上がる
 事に対して、耕太は抑える事が出来ないでいたのだ。


 あの晩、あの時・・少しカーテンが開いていた浴室の脱衣場から見てしまった亜希恵の
 黒い下着姿・・黒いガーターストキングにガータベルト、そして金色の刺繍でデザイン
 された欲情感を誘う小さなTバックショーツを大きなヒップの割れ目に食い込ませるよ
 うに履く姿・・

 亜希恵の下着姿を見た事は何どもある耕太であったが、今まで欲情を感じる事は無かっ
 たのだ。
 だが、このアパートに引っ越してきて亜希恵が家計の為に再就職し、タイトなスーツを
 着るようになり、そしてその亜希恵の姿を朝晩と見ていく度に、耕太の中で妙にドキド 
 キするような感情が芽生え始めていたのも「切っ掛けである」。

 そしてさっき見た亜希恵の下着姿も、あの晩みたくM心を誘う様な刺激的なランジェリ
 −を着用しては無かったものの、赤や紫といった色物のランジェリーを身に着けた姿は
 、耕太の理性を崩すのに十分であった。



 (い、何時からあんなに色っぽい下着を付けるようになったんだろう・・)


 
 亜希恵は自分の母親・・いや、血の繋がって無い義母・・そう「義母」なのだ・・。
 ベットの上で耕太はフェロモン溢れる亜希恵の下着姿やスーツ姿を忘れようと、友人か
 ら半ばジョークで借り、今ではオナニーの愛蔵書になってしまった脚責めや汚物処理
 などの描写が描かれたOL熟女系のSM雑誌で処理しようと、興奮で脈打つ包茎のペ
 ニスを上下に擦ろうとすればするほどに、雑誌の中で跪きながら見上げる醜い男の
 顔面目掛けて、黒革のピンヒールの汚れた靴底を擦り付けようとするスーツ姿の熟女が
 、耕太の頭の中ですり替わろうとしてしまうのだ。


 どんどん込み上げてくる義母に対してのマゾヒスティックで屈辱欲のような下等男卑
 の情けない性欲望。


 崇拝・・拝臭・・家畜奴隷・・


 そして耕太の中に秘めるマゾ性欲の素質が、同じ性癖を懇願して優美母で慎ましい亜希
 恵をハードプレイが出来るミストレスに仕立て上げている六男によって開眼させられて
 しまうのだ。

 それはまだSMプレイはおろか、まだ誘導させられて、ようやく唾吐きと自慰鑑賞や
 顔面騎乗など行為が少しづつ出来るようになってきた亜希恵に、六男が更なる興奮
 材料と称して哀願し、色物で黒系を中心としたエレガントながら奇抜な下着を数着ほど
 亜希恵に差出し、普段からなるべく身に着けさせるように誘導していった頃である。


 ・・・・・・・・・・


 土曜日。
 クラブ活動のある日であったが、亜希恵がその日に用事と仕事で家具展示会の手伝いを
 しなければならないという事を告げられた耕太は、いよいよ抑えきれない下卑な変態
 欲求を叶える為、今まで休んだ事の無いクラブ活動に出ず、亜希恵の寝室に侵入して
 、あの日の夜中に偶然見てしまったガーターベルトを装着し、黒いハイレグショーツ
 を履いてた姿を思い浮かべながら、亜希恵の下着や衣類の残り香を「拝臭」しながら
 オナニーをしようと思いついたのである。

 いや、もう亜希恵の下着や身に着けたものに触れたく、そして嗅ぎたくてたまらなかっ
 たのだ・・・


 (ゴクッ・・)


 見慣れた普段の洋装の亜希恵が洗い物をしている後ろ姿を耕太は、固唾を思わず飲み込
 みながら卑しい視線で見つめていると、ピリピリとした甘美な浅ましい欲望の刺激が
 ジョージの股間部分を大きく膨らませてしまうのである。

 
 「じゃ・・じゃあ義母さん行ってくるね」

 「はーい♪コウ君、気を付けていってらっしゃいね♪」


 「うっうん。じゃあ・・」

 「頑張ってね♪」



 普段の光景であって何時もの会話・・ただ今日は卑しい欲情を抱く耕太だけでなく、
 亜希恵もまた複雑な想いのまま六男の哀願を受け入れ、六男が所有する土地で営業して
 いる美容院で容姿チェンジを行う事になっていたのだ・・


 (大丈夫かしら・・コウ君、変に想わないかしら・・)



 今の自分達の生活があるのは六男のお陰・・そんな深い感謝の念が亜希恵に縛られて
 いる限り、Sの女王への逆調教を受けさせられてしまうのだろう。
 髪型を変え、眉を細くし、顔立ちから十数年前の山村千里(仮名)をモデルにして更に
 妖艶できついS性を醸し出すメイクアップ指導をされてしまうとは思いも無かった。

 

 ・・・・・・・・・・・


 
  二時間ほど地元駅近くの図書館やショッピングセンターなどで無駄に時間を過ご
 していた耕太は、下卑の感情に支配されるままに頭の中は亜希恵の下着に触れ、匂いを
 嗅ぎ、妄想の中では妖艶なランジェリーを身に着けた亜希恵にきつく罵られ、汚物扱い
 を受けながら激しく興奮する自分自身を創り上げていた。


 (・・・そろそろ、だ、大丈夫かな?)


 落ち着きの無い表情で、アパート近くの公園にある時計で時間を確認すると午後一時を
 少し回ろうとしていたところであった。

 高鳴る卑しさ溢れる期待感と、バレたら終わり・・という感情が交錯するまま、耕太は
 いよいよ自分の「義母」であり、それ以上に自分にとって聖母のような優しい亜希恵の
 寝室に入り込んで下着類を拝借してオナニーするという時がきたのだ。


 亜希恵が帰宅するのは大体、午後の6時かそれぐらいだ・・。
 卑屈で変態性の強い最低のマゾとしての興奮感に目覚めてしまった耕太は、自分に帰る
 のに緊張と興奮が抑えられないでいた。


 (か、義母さん・・いっ居ないよね??)


 緊張で若干震える指先でドアノブにあるシリンダーに鍵を入れ、ゆっくり回すとコツン
 ッという鈍い音と共にロックが外れ、なるべく音を立てないようにドアを開ける耕太の
 姿は妙に滑稽なものである。

 
 (ふぅ〜・・・)


 ドアを閉め鍵を掛けた耕太は玄関先で亜希恵が既に出掛けた後だと解ると、安堵の溜息
 を吐き、そして再び固唾を飲み込むと、まだ時間はたっぷりある事と、ココは自分の住
 む家だという事を再認識して安心感を得ると、直ぐに急速に湧き上がる卑しい感情の波
 が耕太の股間にズキズキと刺激を与えてくるのであった。

 そして以前は性的にも興味の無かったものが、「女尊男卑」「汚物マゾ」「家畜」と 
 いったマゾヒストのキーワードや願望に興奮を覚え始めた耕太にとって、玄関に自分の
 通う学校指定の靴の横に揃えて置かれている亜希恵の黒革のハイヒールを見るだけでも
 、ドキドキとした興奮感が込み上げてしまうのだ。



 「あぁ・・これが義母さんの靴・・」

尖った靴先、細長いヒール、そして履き込んでインソールが少し黒ずんでいて、生々し
 くも耕太にとってそれが魅力的に見えるようになってしまったのである。
 そして、思わずその仕事で履き込んだ亜希恵のハイヒールを手に取ってしまいたくなる
 衝動を今、何とか堪えた耕太は、興奮でジャージの股間を突き上げるように勃起させた
 浅ましい姿のまま、自分の部屋に空のスポーツバックを置くと、射精処理用にティッシユ
 BOXを持ちながら、未だ殆ど入った事の無い亜希恵の寝室の扉を開けようとしていた
 。
 

 「ハァァ〜スゥ〜・・」

  
 微かなホワイトローズの香りが漂う亜希恵の寝室。
 貴賓のあるその香りを嗅ぐだけでも、浅ましい耕太にとって更に興奮を高めてしまう
 スパイスなのである。

 快感を得る為、ジャージの布地を押し上げるように勃起しているペニスを摩ると、布地
 にジワッとカウパー液が染みてきて、たまらず耕太はジャージのズボンを脱ぎ、カウパ
 −液まみれの情けないブリーフ姿になりながら、亜希恵の下着類が仕舞ってありそうな
 タンスの引き出しを開けようとした時、そのタンスの横に置かれた縦長の衣装ケースの
 様なアクリル製の小さなロッカーの扉が少し開いてるのが目に入ってきたのである。

 耕太は、その少し開いていたロッカーの中が気になってしまい、開けて中身を見てみる
 と、妖艶で高級感漂うシャンテールのランジェリーがハンガーに数着ほど吊るされて
 おり、そして奥のほうには初々しいマゾ男を強烈に刺激させてしまう革とエナメルの
 ビスチェやバタフライマスクが隠すように置かれていたのだ。




 「ハァハァハァッ、アキエ女王様ぁ!」




 想像も出来なかった数々のアイテムに耕太は、息が詰まりそうな程の興奮感に包まれ
 ながら、盛りのついた獣のように腰を振りながら鋼のように固く反り返ったカウパー
 汁まみれのペニスを狂ったように扱き上げ、ハンガーに吊るされてあったVバックの
 バタフライショーツに鼻を付けた瞬間、ビュル!という鈍い音と共に、亜希恵の寝室
 の床を臭く粘りついた精液で汚してしまうだった。



 ・・・・・・・・・・




 
 「・・痛くないですか?」

 「大丈夫です!そんな感じで、ぁぁっ〜ィイ!!もっと強く・・」


 「えっ..でも」

 「よっよりお美しく、魅力的になられた亜希恵さんの足に、パンプスに私の醜い
  ペニスを踏んで頂ける事に凄く興奮してしまうんです!」


 「そんな事・・」

 
 

 そしてマゾ男にとって、亜希恵のような美しい女性が「鞭」を持つ姿に興奮し、被虐の
 欲情を昂らせてしまうだろう。
 「鞭」は神器であり武器では無いのだ。より美しいQueenに仕立て上げ、醜いマゾを甘美
 に痛めつける神器なのである。

 六尾はまだまだSMについて未熟な亜希恵に、顔面椅子や足置きなどのフェチマゾ男
 責めをレクチャーしながら、醜く情けなく、そして悲しい性的興奮で性器を固くさせ
 射精していくマゾ男の様子を、壁掛けの大型液晶モニター越しに閲覧させ、困惑しなが
 らも亜希恵は、画面の中で女性が身に着けていた汚れものを興奮の面持ちで匂い嗅ぎ、
 舐めながらペニスを扱き上げる男の姿に、切なくも愛しさの様な感情が湧いてきてしま
 うのだった。

 
 
 「誰もじゃ無いです。ですが、恥ずかしくて言えない男も沢山います。女性の使用済み
  の下着とか衣類とか、それこそ靴とか匂いがキツければキツイほど、欲しがる者も
  います」

 「そういう男性って・・女の人のものなら誰のものでもでしょうか?」


 「いえ。勿論、自分が好みと想う女性のものだと思います。私は・・私の場合は貴女に
  惹かれて惚れてしまい・・そして我慢出来ず、貴女に対して自分の下卑の性癖を向け
  てしまったのです」




 あくまで亜希恵には「新たな性知識」として男女のSEXカテゴリーだという事を教え
 ていき、「苦痛を与える」との亜希恵にとって心苦しい認識を、相手が喜び満たされる
 からなのだと、六男はプレイを中断しながら真剣な表情を「創って」説明していくの
 だった。

 
 亜希恵が何処まで許容出来るかは分からない。
 だが、今のところ亜希恵は自分の求める行為に努力してくれているし、何よりあの
 ナチョナルメイクで清楚な亜希恵が、自分の繰り返しの懇願でゴージャスで奇抜な下着
 を身に着けるようになってくれたのだ。

 そして今日は自分の紹介したヘアサロンにてブラウンショートヘアにS性を醸し出す
 ようにメイクアップした亜希恵が股を大きく開きパンスト越しに自分の顔面に体重をか
 けて座ってくれている。




 「出して・・出しなさい」

 「も、もっと!きつく!!もっと!!」


 「出しなさい!ブ、ブタ」

 「イっイイ!!も、もっとぉ!!」


 「お出し!!ブタ!」   

 「むぅぉぉ!!」


 正座の格好のまま片手で必死にバランスを取りながら顔全体を亜希恵の大きな尻肉で
 圧迫さている六男は、苦しさと刺激的な香りに包まれながら震える右手で陰茎を扱き
 上げながら、幾度の哀願でようやく命令口調で射精指示をしてくれた亜希恵の言葉に
 興奮して射精を繰り返してしまったのだった。



 ・・・・・・・・・・




 カチャ、カチャッ・・


 「ハァハァ〜凄くいい香りです・・亜希恵さま」


 
 全裸で椅子に座り、仮性包茎で小さい惨めな陰茎を勃起させながら亜希恵の残り香が
 染み込んでいるグロスブラックのストッキングを鼻と口元を覆うように密着させ、た
 まらない射精欲を堪えつつ、
 {mistress.akie}というフォルダをクリックし、十数枚の様々なポーズを取っている
 亜希恵の画像の中からハードプレイを連想させるものと、美容院でイメージチェンジ
 する前のセミロングヘアでナチョナルメイク、清楚さ溢れる良母な亜希恵の横顔や後
 姿の画像を選び、息が詰まるような興奮感の中、未来予想願望を込めたグラビア風の
 マゾ妄想シチュエーション日記を作成しようと慣れた手つきでキーボードを打ち始め
 た。


 自身しかアクセス出来ないようパスワードを掛け、あくまで自分の亜希恵に対する
 マゾプレイや昇華し過ぎたドミナ像の性欲求を満す為、会員制HP風に作成しようと
 していたが先日、恥じらいと緊張で困惑しながらもシチュエーション撮影を了承して
 貰えた亜希恵が、撮影後に帰宅途中の車中で少し寂しそうに

 <最近・・コウ君・・・ いえ、子供が何となく余所余所しくて・・>

 という言葉を思い出し、あくまで賭けではあるが、
 数日前にリクエストで通勤時に着用して貰える事になったグロス系のパンツスーツ姿
 で歩く亜希恵の後ろ姿を不自然な距離を取り、気付かれないよう卑しい視線を
 義母とはいえ、自分の母親に上目使いで見ていた耕太をアパート近くの歩道で偶然、
 見掛けた六男は、最初に会った時から耕太は何処と無く亜希恵に溺愛された気弱なマザ
 コンぎみ男子な上、S的で麗しいキャリアウーマンをも連想させるストレートのショー
 トヘアやメイク、服装なども変化させられた亜希恵に対して浅ましい性的欲求を抱いて
 いるだろうと確信していたのだ。


 


 (あの息子、もしかしたらマゾ気があるかも知れない・・いや、でも・・)



 予想通り亜希恵が一本鞭打や人間便器などのハードな調教を実践するにはかなり時間
 が必要な上にかなり難しい。
 ただ上品だが命令口調が出来るようになってきたのは想像以上に早かった事から、
 キツイ罵倒や言葉責め・・あの艶っぽく活舌の良い口調で言われれば、興奮絶頂マゾ
 の喜びに絶えないであろう。

 様々な下卑の妄想が頭の中に渦巻く中、六男はもう一人「耕太」という亜希恵の身近
 な存在に観覧する権利を与える事を考え「QUEEN'S」という疑似投稿M男専科のHPを
 作成に切り替えてしまったのである。



 {投稿者・RO 47歳 不動産会社経営 家畜奴隷志望}


  <この度、ご紹介頂きますのは、数々の御無礼と私の浅ましい懇願を聞き入れて
   下さったakie様のご紹介と、ご調教を投稿させて頂きます>



  ・akie様はシングルマザーでありSM未経験の熟女様であり、冒頭のお写真から
   想像出来ますように、お美しい淑女様で御座います。

   麗しく魅力的な御身体、そして大変お優しくて、私めの様な醜男とはどう逆立ち
   しても釣り合わない方なのですが、とある切っ掛けから御好意を頂く事が出来ま
   して、現在に至ります。

   そんな私は、お美しいakie様に自分の浅ましい性癖や欲望を告白し、何度目かの
   懇願や哀願を繰り返す醜態をお伝えした後、私の度重なる変態欲望を困惑されなが
   も叶えて下さり、遂に逆調教という形でお引き受けして下さったのです。

   そして、お写真から御拝見頂けると御分かりになりますが、度々の御説得を得て
   私好みのご容姿に変えて頂きました。

   元来の控え目でお優しい御性格からakie様は、お渡しした数点のランジェリーと
   ピンヒールパンプス、アクセサリーをプレイ時や今回の撮影以外でも普段から身
   に着けて下さり、通勤時の御姿も躊躇いなさっていたパンツスーツ主体の御姿で
   、イメージチャンジをされたストレートショートヘアと180度変化された麗しい
   メイクアップにて私の所望致しますS性を醸し出す厳しいキャリアウーマン風の
   御姿を体現して下さったのです。
   
   私の浅ましいマゾフェチ願望にも普段から答えて下さり、努力家でお優しいakie
   様は週に一度、この醜男をお相手して下さる以外でも視覚的、香りでマスター
   ペーションのお手伝いをさせてくれるのです。

   
   今回の投稿致しましたお写真は、akie様のイメージチェンジ後の最初に行った
   女御主人様と下男をイメージとしたものです。
   シースルーブラックのインナートップスと黒いタイトスカートと網タイツはakie
   様の私物であり、私の要望からakie様は冠婚葬祭で御使用されたものを改造なさ
   ってご提案して下さいました。

   そして私はそのお優しいakie様のお知恵をお借りし、私からアンダーバストコルセ
   ットを用意、着用して頂き、想像以上にセクシーで魅惑的なakie様を撮影する事
   が出来たのです。

   人気の少ない場所や時間帯を選び、地下鉄入口の階段下や裏路地で四つん這いの
   私の上にお座りになり、歩かせるシーンにも挑戦して頂きました。

   激しい鞭打ちなどの本格的なシーンはまだ未定ですが、日常の情景にて私という
   マゾ醜男に厳しく屈辱的な扱いをして頂くakie様を閲覧して頂きたいと思います。



   最後に、もしM男方々の中からakie様からの見下し、罵倒の言葉責めの動画を
   閲覧したい方がいらっしゃいましたら、コメントを下さい。お約束をご理解して
   頂ける方々のみになりますが、靴底舌舐め奉仕や排便後のアナル清拭などの家畜
   調教の一部を会得して頂く最中にakie様からご了承を頂けるよう邁進していき
   ます。
    

   

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 六男は、改めて疑似HP「QUEEN'S」に掲載した亜希恵の麗しいミストレス然とした風貌
 と、以前の姿のギャップや撮影時の事、半ノンフィクションの自身投稿文に興奮して、
 我慢出来ずにオナニーしてしまう始末だった。

 PCの画面に写し出された幾枚の女王・亜希恵の美しく妖艶な立ち姿やマゾ男を刺激す
 る様な見下すような厳しい視線。
 黒いシースルーナイロン生地から透けて見える黒い高貴で高価なブラジャーは亜希恵の
 身体の一部となり、馴染んでいき、芳醇な香りをマゾに与えてくれるのだ。


 新たな興奮を得てしまったような六男は、作成したHPに厳重なパスワードを掛け、そ
 してこのHPに耕太をどうアクセスさせるか迷っていた。
 アドレスを記載した封書を耕太宛にアパートのポストに投函するか?それとも耕太の
 下校時間を見計らって・・・いや、どれも変だ・・亜希恵との関係は当然伏せている
 のだ。

 考えた挙句、明日の金曜日は売り場の模様変えで残業になり、遅い帰宅になる事は事前
 に亜希恵から聞いており、予定していた二回目の撮影とプレイ日だったのだが次の日に
 スライドしていた。
 なので、耕太にとって明日は夕方から夜中に掛けてアパートに一人でいる時間が多いの
 だ。

 だが検討違いな事はよくある事。耕太がそのアドレスにアクセスするとは限らない。
 そして耕太は亜希恵に性的な興味を抱いているのは間違い無い・・・なので、宛名無し
 にて業と興味を引くような封書を使用して入口ドアの隅間に入れ込んでおく事にした
 のである。

 
 
 何故・・そんな危険を侵すような行動をとってしまったのだろう?
 耕太にマゾの性癖があるかどうかも判らないのだ。単純にエロティックとも伺える容姿
 や、服装に変化していった亜希恵の熟れた身体に性欲多感な若い欲情心が一人の魅力的
 な女性として捕えてしまってるだけかも知れないのだ・・
                                        おわり