短編小説 水橋マナミの拷問部屋 |
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その1 |
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マゾへの扱いが曖昧だったこのころ、人気があったTV番組 「水橋マナミの拷問部屋」 セクシー女優の水橋マナミが番組参加希望者を様々な器具を使って拷問するというものである・・ もちろん、ただ拷問するだけではない。 2時間、彼女からの拷問を受けて、ギブアップしなければ、賞金500万円が与えられる。 さらに水橋マナミへの舌奉仕が好きなだけできるというものである。 しかし、拷問に耐えかねてギブアップした場合は誓約書にサインしなければならない。 その誓約書には水橋マナミの所有物となり奴隷として仕える事。 私的財産は全て没収される事。 監禁・強制労働を受け入れる事。 その身は水橋マナミによって転売・譲渡されることも受入れる事。などが書かれている。 最初のうちは、運良ければ500万円せしめようとする者たちが殺到したが1回目の放送を見て参加者は激減する。 拷問がマジで参加者の絶叫、失神、嗚咽などを見て諦めた者が多い。 何よりも拷問を実行する水橋マナミの残忍さと底知れないサディズムに恐怖を感じたのであろう。 楽しそうに拷問を行うその美しく冷酷な笑顔が男達を恐怖に落とす。 当然、その後の参加希望者は真性マゾヒストばかりになっていく・・
拷問承諾書とは、拷問中におきた身体の損傷や生命の危機に対して全ての責任を自己のものとするもので、これにより水橋マナミ何の躊躇なく参加者を痛めつけることができるのだった。 「それじゃあ、現場に行きましょうか?」 拷問場所はスタジオから少し離れた完全防音の建物の中に用意されていた。 カメラ回します・・ 部屋に入ると、マナミの口調が少し変わる。 「服を全部脱いで、そこに立って!」 「はい」 「1回転して私に身体を見せるのよ!」 「これでいいですか?」 「ふふ、きれいな身体ねキズひとつないじゃないの?なんだか今日も楽勝かしらね?」 「・・・」 「今日の拷問は石抱きよ、すごくやってみたかったやつなの。じゃあ、用意して!」 よく見ると撮影スタッフは全て女性で、部屋の中には男性は裸の参加者ひとりであるが。 床には、さも痛そうな尖った波型の板が置かれている。その前にはソファーが置いてあり、マナミが座った。 「さあ、その上に正座して座るのよ!」 全裸になって後ろ手に縛られた光博は不安そうにその上に正座する。 「ああ・・痛い!!」 「ふふ、まだ何も乗せてないわよ」
目を輝かせながら、苦痛の表情を楽しむマナミ・・・ 彼は首を振って何か言いたげだ、おそらくもうギブアップしたいのだろう。 「え、何?これじゃあ物足りないからもう一枚・・そう流石ね。奴隷!もう一枚乗せて!」 必死に首を振って喚く男を無視して、残酷なサディスティンは獲物を甚振る。 「ぐぎゃぁぁぁ!」 2枚目が乗ったとたん、光博は絶叫して、上を向き涙をボロボロと流し出した・・ 「ねえ、みんなでコイツのマヌケ顔見ながら、紅茶でも飲みましょうよ・奴隷!用意しな!」 どうやら、この男奴隷達はマナミが手に入れた専属奴隷なのであろう。
TV越しに見ている女性の視聴者からは多くのツイートが流れている・・ 〜もっともっと痛めつけて! 〜キモイ顔、殴って潰しちゃえば? 〜あと3枚くらい乗せて 〜こんな奴、玉潰したい 過激な言葉が氾濫していた・・・ この番組から、2年後にマゾ非人間宣言が全世界で採択され、マゾは人権を奪われるのであった・・・・(続く かも?) |
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