その10
 奈央はまず、学年主任の39歳の女性の前に私を引き連れていった。
玉川律子というこの女性はまだ未婚で妙に艶っぽい女性であった。
「ほら、牡奴隷、玉川主任に挨拶は?」
這いつくばっている私を奈央は足で小突いた。
「ほ、・・本日より1週間こちらで牡奴隷として御使用戴く事になりました・・511号です。どうかよろしくお願い致します・・」
律子は足下に跪き平伏する私を汚い物を見るように見下げていた。
「お前、お願いがあるんだろう?はっきりいいなさいよ!」
奈央は再び私の脇腹を蹴り飛ばした。
「・・お・お願いでございます。・・どうか・・この頭をお踏みつけ下さいませ・・・」
私は恥かしさのあまり頭を床にピッタリと付けてお願いした。
「ふん、汚らしい!なんで私が唾だらけのお前の頭を踏みつけてやらなきゃならないのよ?イヤよ」
「ふふ。。お前もう牡奴隷として減点される事をしてしまったのね。このまま踏みつけてもらえなければ間違いなくこの実習は落第点ね、きっと。」
「お、お願いでございます・・・体は先ほど洗い流して戴きましたので・・どうか・・・・」
「ふーん。そうだったわね、それでどうやってその体を拭いたんだっけ?」
「・・・はい・・・もったいなくも雑巾で拭かせて戴きました・・・・」
「く・く・・その雑巾は生徒達がクラブや体育後に使う足拭きの雑巾よね、しかも使い古して捨てるものだったボロ雑巾だったわねぇ」


「まあ・・汚らしい。そんな頭を踏めっていうの、お前は?なんて失礼なオス奴隷なの!」
「・・うう・・・申し訳ございません・・」
「どうします、主任?」
「まあ、こいつも昔は知らない奴ではないから、少しは慈悲をかけてやるわ、お前頭の上にその雑巾をお乗せ!」
 教員室の床拭き用の雑巾を私の頭に乗せさせた。
「お前の頭よりはずっと清潔そうだからその上から踏んであげるわ」
 平伏する頭の上にある雑巾をサンダルで踏みつける律子、その足には結構力が入っていた。
「ほら、これでいいか、牡奴隷?ありがたく思いなさいよ!」
顔が床に押し付けられるほど踏みつけられながらも御礼を言わなければならない。
「うう・・ありがとうございます。お慈悲を戴き・・・本当に感謝申し上げます・・・」
 踏みつけている律子の顔が少し上気しているの見て奈央は微笑んだ。
「お前、今日の放課後、その雑巾を口に咥えて教員室の床を全て拭き掃除するのよ、分かった?」
「はい・・お使い戴きありがとうございます・・・・」
 何度も律子に御礼を言い。その場を許された。
次に連れて行かれたのは教師になってまだ2年目、3年目の若い女性教師の元だった。24、5歳の彼女達は奈央の仲良しグループで当然私に対して良い印象はもっていない。
 私は二人並んで話していた彼女達の足下に跪き、
「本日より1週間、実習として参りました牡奴隷511号です。どうか御存分に御使用下さいませ」
「ふふ、いいわよ使ってあげるわ、牡奴隷としてね。くくく・・・」
「ありがとうございます・・・お、お願いがございます・・どうかこの頭をお踏みつけ下さいませんでしょうか・・」
「ふん、お前の頭なんか踏みつけたくないわよ。靴が汚れそうじゃない?」
「・・・お、お願いでございます・・」
「お願いの仕方が良くないんじゃない、牡奴隷なんだからもっと言い方があるでしょう?」
もっと自分を貶めて言えという含みである。
「お、お願いでございます・・どうか・・このわたくしめの・・役立たずで汚い頭はではございますが・・お二人の美しく高貴なおみ足でお踏みつけ戴けないでしょうか?伏してお願い申し上げます・・」
「あははは・・・役立たずで汚い頭ねぇ、確かに汚らしいものねぇ?くくく・・」
「どうする?」
「頭の前に手を踏んでみない?」
「お前、手を前に出しなさいよ、そう土下座のままよ。」
椅子から立ち上がり前に出した手をサンダルの踵で踏み体重をかける。
「あああ・・いっぃ〜・・・ひぃ〜」
 ただでさえ痛いのに順応薬で痛みは数倍になっているのだ。
「ねえ、そっちにも乗ってみて」
もう一人の女性教師が違う方の手に踵を乗せて体重をかける、二人は後ろ向きになったり片足を上げて体重を一方にかけたりして私の悲鳴を楽しんだ。
「ふふ、良かったわねぇ。こんなに綺麗な若い女性に使用してもらって」
 奈央が後から満足そうに声をかける。
「ふふ、ほら痛いか?牡奴隷。あははは・・・」
体重をかけながら踵をグリグリと回され私は悲鳴とともに体を震わせた。終った後もしばらく動けず黙って震えていた。
「511号、御礼はどうしたのよ?」
「ううう・・あり・・ありがとう・ご、ございます・・くぅ・・・」
「頭、踏みつけられたんでしょう?そこで腕立て伏せ100回やりなさいよ!そうしたら踏んであげる」
すでに手の感覚がないほど痛めつけられていたのに腕立て伏せを命じられ、私は泣いた。
「・・うう・・・お願いです・・どうか・・お慈悲を・・お許し下さいませ〜うううう」
「牡奴隷は女性の命令には絶対服従って調教所で教えられなかったのかしら?」
「そうよ、511号、言われた通りさっさとおやり!」
そう言って後から奈央が蹴りつける。
私はブルブルと震えている手を必死に押さえながら何とかその場で腕立て伏せをやろうとするが激痛で手に力が入らなくすぐに崩れてしまった。おそらく手の骨がいくつか砕けていたのだろう。
「あら、命令不服従なのかしら?これは報告しないとねぇ〜」
「お、お許し下さいませ・・・ううう・・やります、やらせて戴きます〜」
「ぐう〜・・・・」
 痛みを堪えて何とか体重を支える。その顔は真っ赤になっていたのだろう。女性教師達は大笑いしている。しかし5回ほどで直ぐに潰れた。
「ほら、後95回よ。さっさとおやり、マヌケ!」
「あははは・・・・あ〜おかしい。朝からいいストレス解消ね」
汗だくになり涙を流しながらも何度も潰れはしたが100回腕立てを終えた。
「御礼は?」
「ご・・ご命令戴き・・ありがとうございました」
「よし、頭を踏んでやるから。その汚い頭をここに置け!」
彼女達は散々言葉で嬲りながら私の頭を踏みつけた。ちょうど。1時間目終了のチャイムがなり、この女性教師たちは次の授業に向う用意をしていた。
入れ替わりに授業を終えた女性教師が戻ってきた。28歳の英語教師、種田真沙美だった。彼女とはよく意見が衝突して険悪なムードになる事が多かったので、その彼女の足下で牡奴隷の挨拶をしなければならないないのはとても屈辱的だった。
「牡奴隷511号です。今日から1週間、実習として使用して戴く事になりました・・どうか御存分に御使用下さいませ」
「お前、生徒達に唾をかけられただけでなく、それを飲んだんだって?なんて卑しいのかしら、よくも私の前に顔を出せたものね!」
「・・も・・もうしわけございません・・・。お願いでございます・・どうかわたくしめの頭を踏みつけて下さいませ・・・」
「まあ、なんて失礼な牡奴隷なのかしら、自分から御女性様に頼みごとをするなんて、あつかましいにも程があるわ」
そこへ生徒が二人入ってきた。
「種田先生、さっきの提出物、回収してきました・・・」
「ありがとう、そこに置いて」
「あっ、牡奴隷だ」
「ふふふ、そうなのよ。こいつ生意気にも私に頭を踏みつけてくれって言ってるのよ。だから叱っていたのよ」
「え・・信じられない。牡奴隷のくせに・・・もっと思い知らせたらどうですか、先生」
「そうねえ、ほらお前。二人に挨拶はどうしたの?」
「は、はい・・・お嬢様・・牡奴隷511号です。どうか御存分にお使い下さいませ・・・」
 そう言って二人の女子生徒の足下に土下座しながら服従を誓う。
「ふん、じゃあ芸でもやってみせてよ。牡奴隷。まずはチンチンでもしてみな!」
女子生徒の厳しい口調の命令が私を震わせた。

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