その2
あまりの激痛に体を震わせて、ついには手で彼女の足をどかせようとしたが・・
「汚い手で触らないで!」
という利奈のきつい口調に手を引っ込めてしまった。
「ああ・・痛い・・もうやめて・・」
「ふふ、私の勝ちですよね、慶太さん?」
「そ、そう・・僕の負けだ・・だからもう足をサンダルを・・・どけて」
「どけて?」
勝ち誇った彼女の瞳が私を見つめる。
「どけて下さい・・お願い・・します」
「うふふ、最初からそうやってお願いすれば、止めてあげたのに」
そう言ってようやく私のペニスを開放した。
私は傷ついたペニスを押さえて、その場に座り込んだ。
「あれ、止めてあげたお礼は?」
見上げると彼女の冷たい視線が私を脅えさせた。
「あ・・ありがとう・・」
「ありがとうございました・・でしょ?」
「あ・・ありがとうございました」
すっかり彼女のペーズに嵌っていた。
「お礼の仕方も知らないんだ、これは躾が大変そうね。くく・・」
「・・・・」
「さあ、これからの事を話しましょ、先に応接室に行ってなさい、もちろんそのままの格好で、四つん這いで歩いて行くのよ。いいわね!」
「はい・・」
彼女の言う通りにすると言った手前、従うしかなかった。
誰も見ていない廊下を四つん這いで歩き、応接室に入り私はパンツ1枚の姿のままソファの前に正座して待った。マゾとして彼女に嬲られる事を望んではいたが、想像以上の事態に少し狼狽していた。
 10分程待たされて、彼女が入ってきた。私が跪いて待っているのを見て。
「あら、感心ね。跪いて待っているなんて」
 手にはノートパソコンを持ち、何故か私の一番好きな薄ピンクのメイド服に着替えていた。どんな服を着ても美しいが特にそのメイド服に私は目を奪われた。そして目の前のソファに腰かけた。私は彼女を見上げる感じになった。
「土下座するんじゃなかったの?」
「えっ・・・」
「貴方の望みでしょ?」
「・・・」
確かに図星だったが、なぜ私の嗜好を知っているんだろうと不安になった。しかしその不安は直ぐに違う感情に変わった。
「だっていつも、そう書いてるじゃない、私の事?」
そう言ってノートパソコンのファイルを開いて見せた。
 そこには、私がいつも自分のパソコンに秘密に綴っていた妄想日記が表示されていた。
「ふふ・・読んでみましょうか、慶太さん?------10月3日。今日も利奈様はお似合いのニーハイソックスをお履きになっている。その白くて長いおみ足がなんと眩しい事だろう。その足下に跪きたい、そして彼女の奴隷になって、その爪先に感謝のキスをしたい。利奈様はそんな僕を思い切り踏みつけてくれるだろうか・・・・10月7日。利奈様が椅子に座っているのを見て私はその椅子になりたいと思った。彼女はそんな風にチラチラ見ている私を睨みつけていた。彼女に悟られてしまったのだろうか?彼女が立ち去った後、私はその椅子にほお擦りをして頭を乗せてみた、そして・・利奈様どうぞこの上に御座り下さい・・などと一人で楽しんだ-----」
「ああ・・ど、どうしてこれを?」
「先週、貴方はパソコンの電源を切らずに出かけていったのよ、貴方の部屋の掃除をしていて何気なく見たら、私の名前がたくさん載っていたから。全部見させてもらったの。ついでにメモリに保存して私のパソコンにも移したの。毎日こんな事ばかり考えて私をいやらしい目で見てたのよね?」
「そ・・それは・・・」
「なに、違うの。そんな事ないわよね、変態さん!」
私はだまって下を向いた。
「奴隷になりたいんでしょ?土下座ししたら?」
私はその場に土下座をした。
利奈は満足したように嘲笑した。
「じゃあ、これからの私達の関係について決めましょうか?」
「こ、これからの?」
「そう、これを読んで」
そう言って私に一枚の紙を渡した。そこにはこうのように記載してあった。

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誓約書

広瀬利奈様

 私、園田慶太は広瀬利奈様に対して言葉では表せないような卑劣な行為をし、冒涜致しました。
その結果、広瀬利奈様に精神的な傷を負わせ、大きな損害を与えました。
このような行為をした代償として、私、園田慶太は広瀬利奈様の奴隷として生涯御仕えする事を誓約致します。

奴隷の定義については女御主人様である広瀬利奈様に一切委ねますが、基本的な事柄を如何に示します。

一、奴隷、園田慶太は広瀬利奈様の事を女御主人様とお呼びし、常に最高敬語を使う事
一、奴隷は女御主人様のためにのみ生き、お仕えすること、そしてその御命令には絶対服従する事。
一、奴隷には一切のものを所有する権利はなく、奴隷の所有していた物、もしくはこれから所有するであろう物は全て女御主人様の所有物として移行される事。
一、奴隷自身も女御主人様の所有物であり、それは女御主人様の自由に売買、譲渡、廃棄することができる事
一、女御主人様は自らの楽しみのために奴隷の体を自由に傷つけ嬲りそして改造する事ができる事。
一、女御主人様が御指定した人物に対して、同じように奴隷としてお仕えしなければならない事。

 以上の事はもちろん、女御主人様、広瀬利奈様のお決めになった事に対して、全て無条件で受け入れる事をここに誓います。

  奴隷     
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「その、奴隷の文字の横に、サインして拇印を押しなさい!」
私はそれを読んで腰が引けた。
「え、利奈さん・・・これはちょっと・・・」
「ふーん、サインできないって言うの?じゃあ私は出ていくわ」
「・・・これはできない・・」
「そう、じゃあ最後にこれを見て」
利奈はパソコンで動画を再生した。そこに映し出されたのは彼女の部屋に入って来た私・・そして例の破廉恥な自慰行為が全て録画されていた。しかも1度だけではなく数回・・・
「これは録画されたものを私が編集したの。全部映ってるわよ、貴方の変態行為」
「い・・いつ・・こんなものを?」
「女の子はねえ、自分の下着とかには敏感なのよ、たたみ方とか場所とかが変わってればすぐに分かるの」
「それで・・カメラを?」
「そうよ。ねえ、これって犯罪じゃないのかしら?」
「・・・・・」
「これから、出て行ってこれを世界の動画投稿サイトにアップしようかな、それとも貴方の元の会社にメールで送ろうかな?」
「・・そんな!」
「じゃあ、私出て行くわね。お世話になりました、慶太さん」
私は慌てて、彼女の足にしがみついて止めた。
「待って、待って下さい・・・サイン・・サインしますから」
「汚い手で触るなって言ったはずよ、この変態!」
手を振り払って、その手を思い切り踏みつける利奈。
「あぅ〜・・・痛い!」
「ふん、サインします?・・・言葉が違うでしょう!」
「ああ・・・奴隷に・・・奴隷になります・・・」
「別になってもらわなくても、私は困らないわ」
「・・・・お願いです・・私を・・私を奴隷にして下さい・・・」
「そう、ようやく言えたじゃないの、じゃあ出て行くのやめてあげる・・」
ソファに座った利奈に対して土下座をしてお礼を言う。
「あ・・・ありがとうございます・・・・」
「ようやく、自分の立場が分かったようね。お前は奴隷、今から私はお前の女御主人様よ」
「はい・・・女御主人様・・・」
「くくく・・よくできました。変態マゾ奴隷さん!あははは・・最初の命令よ私の部屋に行って青いい大きなバッグを持ってきなさい!」
「・・はい・・・女御主人様」
私はそのまま四つん這いで、また利奈様の部屋へ行き、青いバッグを背中に乗せて戻ってきた。
「口で咥えてくると思ったけど、背中に乗せてきたの?まあいいわ」
そのバッグをソファに載せ開けるとまず、乗馬鞭を取り出した。
「ところで、お前。なんでパンツ穿いてるの?お前には何も所有する権利はないはずよ、たとえパンツ1枚でもね、直ぐにお脱ぎ!」
「はい・・・」
パンツさえ穿く事のできない身分に私は身震いした。
「代わりにお前にこれを与えるわ」
そう言ってバッグから取り出したのは、男性用の貞操帯と首輪だった。少し躊躇う私の体に鞭が飛ぶ。
「言われたら、すぐにやるんだよ。グズ!」
「ひぃ・・・はい〜」
鞭打たれて急い赤い首輪と貞操帯を取り付ける。貞操帯は厳重な鍵式になっていて、その鍵は利奈様のみが持つことになる。
利奈様は首輪にリードを取り付け私を満足そうに見ると、
「女御主人様から賜り物を貰ったのにお礼も言えないの、このクズ奴隷!」
そう言って顔を蹴り飛ばした。そしてまたリードで引き寄せて、もう一度蹴る。数回その行為が続けられて、ヒールが直撃した口から出血した。
「ああ・・申し訳ございませんでした・・女御主人様。御礼を・・御礼を言わせて下さい・・・」
「さっさとお言い、クズ奴隷!」
「女御主人様・・・わたくしめにこのようなもったいない物を取り付けて戴き・・・ありがとうございます。大切に・・・させて戴きます」
「ふふふ、お前のような変態にはよくお似合いだわ。それに淫乱でドスケベなチ○ポは徹底的に拘束してあげる。せいぜい悶えるといいわ、あはは・・・」
そしてこれから、彼女の本性が明らかになり、私を震え上がらせる事になるのだった。
続く
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